時間を活かす「7枚のカード」の考え方

かれこれ転職して3年近く経つ
転職して増えたものって何だろう、と考えると労働時間がある

前職では21時になると全館消灯
労働組合も労働時間に目を光らせたり、
時に労基署が入ったりと会社も相当意識していた

一転、転職先はオフィス24時間営業
労働組合なんて存在せず、労働時間をとやかく言う人はいない
別に結果さえ出せば、短時間勤務で帰ってもいいし、
一方、長時間働いても成果が出せないと白い目で見られる

「生産性」については、両社においてよく言及されたが、
現職に移ってからは、生産性の向上に対し、否応でも意識が高まった

「働く」⇒「成果が出ない」⇒「もっと働く」⇒
「睡眠時間が減る」⇒「生産性の低下」⇒「成果が出ない」

そんな負のスパイラルにも巻き込まれかねない
ましてや「成果が出ない」=「首切りの対象になる」
まさに死活問題につながる

ただ、「生産性をあげろ!意識しろ」と号令の様に言われても、
なかなか意識は変わらないし、変えられないのが実情だと思う

自分も「論点思考」だ「仮説思考」だ「ワークプラン」だの、
様々なアプローチの刷り込みにより、
少しは効率的に働けるようになった気もするが、
なかなかにうまくいかない

「生産性の向上」は言うは易し、行うは難し、思うように前に進まない

そんな折、先日、お世話になっている先輩と飯を食った
その時に聞いた、時間への意識の持ち方「7枚のカード」がなるほどと思った

簡単に概要を紹介するとこんな感じ

1.前提として、「平日9-19時」をコアタイムとし、それ以外の時間を7つのカードに分けて考える
  -平日5-7時
  -平日7-9時
  -平日19-21時
  -平日21-23時
  -平日23時-
  -土曜日
  -日曜日
2.そして、まずはコアタイムで業務を完遂できるよう集中して働く
3.それでも終わらない場合、上記のカードを切らざるを得ないわけだが、
  そこで「カードを切っている」ことを常に意識して考える
  -本当にそれはやるべき価値があるのか
  -捨てられるものはあるか
  -頑張りどきに、もう一踏ん張りできる余力があるか

“結果的に、全部のカードを切ってしまうのはやむを得ないが、
大事なのは『カードを切っている』事を意識することだとのこと”

時間の区切は人それぞれだと思うが、ここで大事なのは、次の2点だと思う。
 ・ブロックに分けて、その時々で意識し、切るカードを少なくするよう、仕事の密度を上げる
 ・そのブロックとやるべきタスク、結果の付加価値を天秤にかけ、捨てるものを決める

時間を常に意識し、常に天秤にかけるとなるとなかなかに難しいし、行動につながらない。
行動につなげることが大事
そのためには、束で考えるということは参考にさせてもらいたい考え方だった。

「朝のカードを用意してないんですよね」と言ったら、
「だからダメなんだ、お前は」と言われた

「なんとなく」で結果的に深夜のカードを使いすぎな傾向がある
まずは来週からでもカードを意識し、朝のカードも使い始めたい

コメント