個人情報漏えいに対するベネッセの対応が素敵

先日、嫁宛にベネッセから一通の手紙が届きました。

お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告
このたび、ベネッセコーポレーションのお客様情報漏えいにおいて、お客様ご自身の情報も含まれていることが判明しましたので、本書状を送付させて頂きました。

すっかりニュースを賑わせていたことも忘れていたので、
このタイミングで手紙が届いたことにちょっと驚きました。

嫁自身、
自分の情報をベネッセに提供していたかも定かではなく、
少し驚いた印象でした。
色んなサービス名で展開していますし、そんなもんですよね。

ま、型通りの謝罪文なんだろうな、と思って目を通しました。

お客様、そして、大切なお子さまやご家族の情報の漏えいという、あってはならない事故を招き、大変なご心配をおかけすることになり、心より深くお詫び申し上げます。
(中略)
今回の原因が、弊社内の情報管理・運用体制の至らなさにあったことを重く受け止め、早急に基本セキュリティ対策の徹底を図りました。また、今後は主に以下の三つの施策を持って再発防止に努めてまいりますので、何卒ご理解を承りますようお願い申し上げます。
1)グループ全体の情報管理体制・組織の抜本的改革
2)データ運用・保守の管理強化を目的とした新会社の設立
3)外部有識者が構成する外部監視機関設置による定期的かつ客観的な監査体制構築

案の定、型通りの謝罪文が続いていました。

なお、漏えいの対象となりご心配をおかけしたお客様へ、些少ではございますが、お詫びの品をご用意させていただきたく、別紙にてご報告いたします。

これまた規定通りに、ヤフーの個人情報流出と一緒で、
500円程度の金券で手を打つんだなろうな、と感じました。

個人情報流出の被害額の算定って難しいものです。
500円が妥当なのかは分からないけど、
500円でも企業としては相当な被害になります。

事故にあった企業も大変だなと思うのですが、
それはさておき、この文章はこう続きます。

また、弊社からのもう一つのお詫びの在り方として、「こども基金」の設立を行い、広く社会に貢献するための活動を行うことを決意いたしました。何卒、別紙本件の詳細もご一読くださいますようお願い申し上げます。

「そう来たか」って感じでした。

単にお金で解決するのではなく、
そのお金を自分たちの資産と合わせて活用することで、
有効に社会に還元していく。

目から鱗。

なんか、情報漏えいの謝罪の在り方として、
とてもしっくりくるものがありました。

こうして、嫁に来たお詫びなのに、
勝手に「支払先はこども基金だ!」と決めちゃいました。

今回の個人情報漏えいで何も失ったわけでもないですし、
500円分の金券・ギフト券貰ったところですぐ消えちゃいますしね。

ピンチをチャンスに変えるってこういう事なんだなー
強い企業って違うなー、と色々感心させられました。
2014-10-07 19.07.32

今回の件を否定的に捉えたコラム(情報漏洩ベネッセ「おわび金券を寄付して」と言う“神経” )も見られましたが、
個人的には、いいことだと思うし、
こういう取り組みは広がってほしいなと思うので、
ブログに取り上げてみました。

ちなみに「財団法人ベネッセこども基金」についてはこんな説明が書かれていました。

当財団では、行政経験者や教育関連の専門家をはじめとする外部有識者等で理事会を構成し、企業としての社会的責任や、未来を担う子どもたちに必要な支援や貢献のあり方を考え続けて参ります。財団という枠組みをとることで、子どもたちのための長期継続的な取り組みが実現できると考えております。
【財団の活動・助成の例】
・経済的理由や重い病気等の困難を抱える子どもたちの学習や進学の支援
・グローバル社会を生きる子どもたちの学び支援(例:国際交流や留学支援など)
・子どもの安心・安全を守るための活動
(例:子どもの防犯に関する活動や個人情報保護に向けた社会的な取り組みの促進など)
・その他、子どもの成長支援に関する活動 等

財団ってともすれば、
天下りやラインから外れた人が行きがちだけど、
願わくはベネッセのトップクラスの人財を配置して、
その本気度も見せてもらいたいところです。

About 2310 260 Articles
日系損保、外資系コンサルティングファームを経て、2012年、結婚を機に夫婦で365日世界一周。その後、日本と世界をつないで楽しい世の中を創れないかと観光で起業。日々試行錯誤中。趣味は旅行と食べ歩き。世の中にちゃんと付加価値をうみだしていきたい。ワクワクする世界を創っていきましょう。

2 Comments

  1. 当事者意識のない薄っぺらい内容ですね。
    自分の子供の情報が漏洩した場合でも同じ感想を持たれるのでしょうか。

    • >匿名さま、
      コメント有難うございます。
      一応当事者なのですが、専門家ではないので、薄っぺらい内容ですみません。

      本件は、500円の金券を貰ってしゃんしゃんとするか、その500円を基金に寄付して活用するかを論点としているのであって、自分の子供の情報が漏えいした場合でも同じ感想を持つと思います。

      20年前、連絡網が学校内に出回っていたころに比べると、世知辛い世の中になったなと思いながら、事業者としては、情報セキュリティに対し細心の注意を払う必要性をとても感じます。

      悪意を持った人による個人情報の流出をどこまで食い止めることが出来るのかは、いたちごっこで難しいですよね。
      情報漏えい防止の対策費は、結局、消費者が負担するものですし、そういう点でもどこまで対策を打つかも難しいところだなと思います。

Leave a Reply

Your email address will not be published.