京都は、京都の為に、リニアを奈良に譲るべきだと感じた

先日、久しぶりに京都を訪れました。

修学旅行で京都に行ったり、家族で立寄ったり、大学の友達と旅行したりと、京都には何度か来たことがあったのだけど、はじめて自分で地図を開いて、自分で歩き回った京都旅行でした。

先日、ニュースで「奈良がリニアの誘致をしていて、京都と戦っている」という話を耳にしましたが、京都でもリニア誘致のフラグを多少見かけました。

でも、京都を訪れてみて、「リニアは奈良に譲ろうよ」、と思ってしまいました。「奈良のため」というより、「京都のため」にも。

 

有名観光地ではキャパを超えそうな京都の観光客

よくニュースで、「東京や京都で宿が取れない」という話を耳にしていました。
たくさんの旅行者が訪れて盛り上がってて、それはいいことだと思います。

実際、駅に降りてみたら、そこには多くの外国人。

京都駅って駅も素敵ですよね。

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観光案内所も沢山完備されてて、さすが観光都市だと感心してしまいました。

最初、自転車で動くつもりでいましたが、
その日はあいにくの雨という事もあり、バスで動くことにしました。

バスも1日乗車券500円とはお得なお値段。
観光のしやすさも整備されています。

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しかしながら、バス停に出ると、そこには多くの観光客。
宿が足りないと聞いていましたが、
ここまで多くの人がいるとはというのが正直な感想でした。

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雨だからなのでしょうか。
どうなのでしょう。

その後一日かけて、駆け足で観光をしました。

あらためて、京都のポテンシャルって半端ないなと感じました。
どこまで歩いても魅力的な街並みが続いていて、
この街なら住んでみても毎日楽しそうだな、と感じました。
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外国人にそこまで有名ではないエリアはとても良かったのですが、
最後、外国人溢れる東側を訪れました。

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もう夕方の外れた時間だったのですが、そこには多くの人。
中にはすんなり入れましたが、どこまでいっちゃうんだろうなと少し気にかかりました。
ちなみに平日です。

そんなことを思いながら、銀閣寺から京都行きのバスに乗りました。
平安神宮、清水寺、三十三間堂を通る、有名観光地を通るバス通り。

バスは早々にラッシュ時間並の混雑となりました。

挙句には、途中から、バスを待ってる人はいるのに、乗れない状況に。

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結構待ってただろうに、乗れないと萎えるだろうなー。
そうこう、こちらもバスに乗ってるのですが、渋滞してしまって駅まで相当な時間を要しました。

紅葉シーズンの土日ならまだしも、平日にこれは不快に感じるレベル。

京都駅で次のバスを待っていましたが、
京都駅前と表示されてから、実際に来るまで10分以上かかったりして、
後ろにいた外国人観光客も若干疲れた様子でした。

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バスは完ぺきに4か国語対応していたり、さすがだなーと思うことも多かったのですが、
キャパ的にそろそろ楽しんでもらえるレベルとして限界なんじゃないかなとも感じたのでした。

最後は疲れたうえに、バスが不便になってしまい、
伏見稲荷からはお金を追加で払ってJRで京都駅に戻りました。

 

混雑し過ぎると京都の魅力を落とすリスクもあり

もちろん、まだ人が訪れていない魅力のある寺院に人を誘導していく等々あると思います。

ただ、リニアがなくても、日本を訪れる観光客が増えるにつれて、
観光都市京都に訪れる人は間違いなくもっと増えると思うんです。

今回の混み具合を見ながら、仮にリニアが京都を通ったことを想像してしまいました。

北陸新幹線以上の集客力で、さらに多くの人が京都を急に訪れるようになるでしょう。
そうしたらどうなるか。

まだ今回の訪問は許容範囲でしたが、
もっと人があふれたら、すごいなー京都、きれいだなー京都、ではなく、
混んでたなー京都、待ち時間長かったなー京都、不快だったなー京都になってしまう恐れがあります。

せっかく来てくれた人が、そう感じてしまうとどうなるか。
その人が来てくれる回数というのはどうしても減ってしまうでしょう。

めっちゃ美味しいお店であっても、
3時間並ぶかと言われると正直躊躇してしまうのと一緒です。

少し前に、京都は「観光客の『量』から『質』への転換を図った」という話を聞きました。
それはとてもいい考え方だと思うんです。

あまり多くの人に来てもらうことを目指しすぎない方が、
京都の魅力を訪れた人に感じてもらえるはずです。

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だからこそ、人が急増するきっかけにもなりうるリニアは、
京都のためにも、京都を通らなくていいのではと感じました。

自然に増加していく部分に対応していくだけでも、
相当数増えるはずで大変なことです。

奈良を含めたオール日本で出迎えるという姿勢

単に京都に人が増えすぎないようにする、というだけではありません。
京都に質の高いリピーターを囲い込むという点でも、
リニアを奈良に通した方が、京都にとっていいんじゃないかと思うのです。

どういうことか。

旅行者は、いろんな楽しみ方が出来る場所には何度も足を運ぼうとします。
しかし、楽しみ方が少ないと、また行こうということにはなりません。

京都がいくら、京都だけで頑張っていくら気に入ってもらったとしても、
海外の人はもう一度それだけで日本に行こうと思ってくれるでしょうか。

彼らからすると、
日本も、タイも、インドネシアも、アメリカも、オーストラリアも、選択肢の一つです。

そうした中では、日本をそして京都を選んでもらうためには、京都だけが頑張るより、
京都もあって、奈良もあって、大阪もあって、広島もあって、東京もあって・・・と、
多様な姿を海外に見せた方が、結果的に、また日本に来てもらえる確率は高くなります。

京都を気に入ってもらっていれば、
その中でまた数日は京都に滞在するという行程を組んでくれることでしょう。

これはあくまで外国人旅行者を取り込んでいくならという話が前提ですが、
国内1億2千万人をターゲットにすると、日本の都市はライバルかもしれませんが、
海外70億人をターゲットとして考えると、日本の都市は共に戦う仲間です。

そう考えたときに、奈良が世界的にもっと有名になることで、
京都・奈良エリアに多くの人が訪れるようになるんじゃないかなと思うのです。

きっと、リピーターだけでなく、新規で日本に来る人にとっても、
より魅力的に近畿エリアが映るはずです。

 

そんなことを考えながら、
京都のためにも、京都は奈良にリニアを譲ったらいいのにな、と思いました。

外様のつぶやきですが、
その方が、京都だけじゃなくて、
日本のためにもいいだろうなーというのが、現時点での正直な感覚です。

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日系損保、外資系コンサルティングファームを経て、2012年、結婚を機に夫婦で365日世界一周。その後、日本と世界をつないで楽しい世の中を創れないかと観光で起業。日々試行錯誤中。趣味は旅行と食べ歩き。世の中にちゃんと付加価値をうみだしていきたい。ワクワクする世界を創っていきましょう。

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