価値あるブロガー・インフルエンサーかを判断する基準

観光雑感

観光の仕事をしていると一月に1-2件は、自称ブロガーからの問合せをいただきます。

「俺、こんなブログやってるんだけど、スポンサーシップを探してるんだ。一緒に組まないか?(記事書くから無料で招待してくれないか?)」

そんな旅の仕方があるんだ~って旅ブログを書いていた立場からすると思うのですが、誰彼問わず招待するわけにもいきません。
無意識に選別している自分の評価軸をちょっと整理してみました。

結局は、自分たちにとって意味がありそうかどうか、なのですが、
いくつかの段階で判断しながら考えています。

PV数・フォロワー数

まずは、絶対値としての数値を確認しています。
ものすごいザックリはしてますが、
「おぉちょっとは意味がありそうだ」というのは5,000名程度への影響力かなと感じています。

Blog:100,000 PV
facebook : 5,000 followers
Twitter : 5,000 followers
Instagram: 5,000 followers
youtube : 5,000 channel登録者数

もちろん、この数字に満たなくても、
後述する基準でおぉって思うこともありますし、一つの目安です。

これくらいの数がいれば、プロでマスに働きかけるまでいかなくても、
アマチュアで一定層への波及効果はあるかなと感じています。

これ以下は、ちょっとアマチュアというより、一般人ですかね。

 

投稿に対するアクションの有無

ただ、最近クソだなぁと思うのは、
フォロワーの「数だけ」を何とかしたんじゃないかっていう、なんちゃってブロガーです。

言ってしまえば、フォロワー数はお金で買えるのです。

「こいつ、お金出してフォロワー買っておきながら、
『俺、こんなフォロワーいるよ』とか言ってんじゃないの?」っていうケースです。

惑わされないよう注意が必要です。

繰り返しますが、フォロワーはお金で買えます。

大事なのは、「ファンがちゃんとついているか」です。

なので、本当にその投稿に価値を感じている人が見ているかを、
各投稿の内容の目検とともにチェックします。

Blog:サイトのカッコよさ。SNSでの反応。定期的なコメントの獲得。
facebook : 各投稿へのいいねが最低100以上。300以上なら○。1桁とか論外。
Twitter : 各投稿へのいいねやRT数が最低10以上。50以上なら○。ちらほらは論外。
Instagram: 動画の再生回数が5,000以上。各投稿へのコメントでのやり取りが20件以上。コメントの内容も重要。
youtube : 再生回数が最低10,000以上。いいねが100件、コメントが最低10件以上。

こちらもあくまで目安ですが、
機械的な数値ではなく、奥にちゃんとファンがいるかを見極めるのが大事です。

大体facebookやtwitterは投稿への反応を見ればわかります。
「なんでページに5000いいねも集まっているのに、各投稿は3いいねしかないんだ?」というのがよくあります。

若干ややこしいのがInstagramです。

Instagramは基本的にはTwitterのような拡散をしないこともあり、
Followers獲得の王道は、人に積極的に絡みに行くことです。

というわけで、勝手に人に絡みにいってくれるロボットサービスまであります。
(自動ボット ハッシュ365#Likesなど)

こういうサービス使われると、Follower数も、各投稿へのいいね数もリアルかわからなくなります。
そんな場合は、投稿へのコメントのやり取りを見るとファンの有無が見えてきます。
動画があれば、その回数をみると比較的実態を反映しています。

どの画像にもつけられるようなコメントは自動でつけられている可能性がありますが、
その投稿独自のものや、投稿者とのやり取りを見れば、その裏のコミュニティの存在が見えてきます。

 

素材としての利用価値・将来性

上記2つを見ると、大体、イケてるかどうかは見えてきます。
ただ、上記2つで見落としてしまうのが、
優秀だけど駆け出しのブロガーを見逃しかねないということ。

その場合は、写真や映像単体で魅力的かを判断したり、
ブログやアカウントが魅力的かを1個人としてみたりします。

写真や映像がとても素敵なら、
その撮ってもらった写真・映像を提供してもらうだけでも価値があります。

意外とフォトグラファーやビデオグラファーを入れるとお金も嵩みますし。

逆に、ブロガーって自分が露出することも歓迎だったりするので、
その人をモデルにして撮影することが可能化も考えることもあります。

ブログも、文体と写真が素敵で、
デザインもお洒落だったら、将来性が見込めるかもしれません。

SEOにも意味があるかもしれないし。

そんな感じで、素材として使えそうかとか、将来性がありそうかを見ています。

 

メール本文から伝わってくる熱意

大きくは上記3つで判断することが多いですが、
なんだかんだで「こいついいやつそうかな」っていうのもとても大事です。

人間力がありそうか、とかもそうですし、
自分たちのターゲット層とフィットしてそうかとかも大事です。

「食や旅行が大好き」というのは、
ブロガーに限らずほぼすべての人にあてはまりますが、
なんでツアーに参加したいと思ったのか、とか、
そういうメッセージがついてたりすると、おぉって思います。

逆に、大したことない数値なのに、ちょっと上から目線でくるとずれを感じます。

 

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こう書きましたが、なんだかんだで、
ホントのインフルエンサーって広告で稼げてるし、
相手からもオファーがたくさん来るから、
自分からスポンサーシップって探したりしないんだと思うんです。

PVがものすごくて、フォロワーもものすごくて、読者の反応もすごくて、
素材もぴか一で、熱意にあふれている問い合わせなんてものは殆どありません。

問い合わせが来るのは、アマチュア~素人が中心です。

将来性あるブロガーを応援したいという気持ちも踏まえ、
こんな基準で自分は判断しているなぁというのを整理してみました。

 

この判断基準って妥当なのかな。
どうなんでしょうか。

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