体験記】豊洲市場都民見学会に行ってみた

奮闘記

ついに築地市場が残すところもあと6か月。
今年こそ本当に移転しそうです。

相当な頻度で築地に足を運んでいますが、今後の豊洲市場がどうなるかも気になるところで都民見学会とやらに申し込んでみました。

そしたら無事当選。
その時見てきた様子を備忘録として残します。

都民見学会に興味がある方はこちらのご案内をご覧ください。

そちらをみて、応募したら運よく当選!
どうも話を聞いたらいつもはそこそこの倍率だったのに3月は定員を割り込んだみたいです。

指定の時刻にゆりかもめの市場前駅にて集合。

 

こんな場所に集合場所を設けられるのも都のイベントならではです。
民間企業に見学会の運営を委託していたみたいでした。受託したかった。

 

気合い入れて早く行っちゃったのでNo.001をゲット。

指示された道順に従って進みます。

 

 

出来立てほやほや、、、でもないのですがオープン前の建物の中を進みます。

 

見学会のスタート地点に到着。
パイプ椅子の並べられた部屋で最初に説明を聞くようです。

 

各パイプ椅子の上には資料が置いてありました。10月11日開場。まもなくです。
ちなみに、頭にかぶるやつがあるんだなぁと思ってたら、
2枚組になっていて、靴にかけるカバーでした。

 

「ようこそ豊洲市場へ」というわけで、広さは築地の1.7倍!広い!

 

そんな豊洲市場を靴にカバーをかけて歩き回ります。

 

現在の築地の魚河岸横丁にあるお店は、
市場のあちこちに散らばって言える飲食スペースに入るみたいです。

ここは管理棟ですが、水産・青果棟の方でもなじみのお店の看板を見かけました。

 

最初に水産卸売場棟へ。

 

長い渡り廊下を歩いてきます。

 

水産卸売場棟は、5階建て。
1階でセリが行われ、3階に相対取引の商品がやりとりされるのだとか。

 

観光客用の通路があるのですが、案の定なんだかおもしろくなさそう。
沼津の市場を思い出しました。

 

今はもちろんオープンしていないからですが、
ガラス越しに見ても臨場感は伝わりづらい。。。

 

築地の写真等が掲げられ、昔の市場の雰囲気を味わえるようにはなってます。
それなら、豊洲市場じゃなくて、新築地市場とかにすればよかったのに!

 

観光通路には、セリで使われる手やりの解説もついていました。

 

市場で働く人の流れ、の説明も。 大体日本語。残念。

 

ただの無機質な建物は寂しさがありました。

 

1階にも観光用のスペースがありました。
こちらは、上が開いていて音が聞こえ臨場感を楽しめそうな感じ。

 

こんな感じでセリが行われるのだというイメージ図もスタッフが掲げていました。

 

きっと開場したらはいれなくなるセリ場のフロアに見学会では降りられます。

 

どーんと広い!

 

人が入って、命が吹き込まれた後にもう一度来たい場所です。

 

搬入口もまだただだだっぴろい空間。

 

こちらはトラックの荷下ろし場。

 

温度管理をしたまま建物にいれられるような設計になっているとのこと。

 

ふむふむ。

 

ちなみに、セリが行われる卸の建物と、レストランなどの業者に売る仲卸の建物は、
道路を挟んで別の建物になっています。

でも、道路の下でちゃんとつながっています。
ここをターレが通るのかぁ。結構離れている感じがします。

 

そんな道路下通路を通り、
マグロ切るときに包丁を引けないと問題になった仲卸スペースはこんな感じ。

 

「衛生上しょうがないんです。」「でも特例を認めました」みたいな説明がありましたが、
だったら今の築地は何なんだろう、って逆に感じる局面も。

新しい市場では、ターレが通るスペースと人が歩くスペースは分けられるみたいです。

 

上がターレの通るスペースで、下は人が通るスペース。

 

だだっぴろいけどターレを使ってでも移動が大変そう。
上下の行き来の際にいろんな落し物が出そう。

 

そんな仲卸がはいる水産等の屋上に出ると気持ちのいい芝生が広がっていました。
奥には勝鬨が見えます。

 

左を向けばレインボーブリッジも。

 

船でここまでやってこれるとかっていうのはちょっとワクワクする気がします。

 

見学会の参加者もみんな写真撮ってました。

 

仲卸で買った魚をこの芝生の上で食べれたら気持ちいいんだろうな~

 

汚れそうだし、猫とかきそうだけど。

 

水産棟を離れて、青果棟へ向かいます。

 

途中見かけたのが、築地につながる道。
オリンピックまでに開通するのか。

 

市場駅目の前の建物が青果棟です。
その前の空き地が、すしざんまいが撤退を表明して話題になった、
商業施設、千客万来ができる予定だった場所です。何もなかったですけど。

 

青果棟は3階建てでした。黄色が一般客の入れるエリア。一部・・・

 

上から見ても正直何が何だかわかりません。

 

見学通路を抜けて、市場を見渡せるホールに行きます。

 

そしてたどり着いたホール。
上から、ただ青果がやり取りされているところを見てもそこまで面白くないだろうなぁ。。。

 

「観光客用通路つくりました」っていってもあまり観光客目線ではありませんでした。
まぁ、お・も・て・な・し、といいながら、
まだまだ東京都の中で観光課の強さがきっと強くないんだと思います。

 

そんなこんな2時間弱で見学会は終了。
最後に、閉じ込められてアンケートを書かされて終了となりました。

 

市場の機能としては、移転してしばらくすれば、特に騒がれなくなるんだと思います。

ただ、なんていうか築地のカオスさという魅力がなくなるのは残念です。

また、商業施設を今後建設することも視野に入っているんだとは思いますが、
築地をはじめ、商店街にあるお店って、
地代を払わないで生活費を稼げばいいビジネスだから存在している、
そんな味のある魅力的なお店もたくさんあるんだと思っていて、
そういうお店は絶対新しい商業施設に入りません。

単なる、面白くない観光通路のある市場にどこまで集客力があるかは微妙です。

なんか新しい商業施設には、その時話題のお店の2号店とかができがちですが、
今後商業施設ができた際には、
市場らしさを前面に出したオリジナリティあふれる魅力的な場ができてほしいなぁと感じました。

 

移転まであと6か月。
自分の目で見てきたい方は、こちらからどうぞ。

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