起業してファイナンスを勉強するのにおススメの本

本・音楽・映画

起業してから、ずっとファイナンスの勉強をしながら、まもなく5年が経つところでした。

運も味方につけ、手堅く進んでいるのですが、
地方創生とインバウンドのうねりが大きくなるところでノウハウもたまってきた今が、
挑戦のタイミングなのではないかという想いもあります。

そんな機会を、みすみす、知らなかったで見逃しちゃまずい。

…ということで、既に起業して資金調達等々の経験も豊富な友人のおすすめの本を手にとりました。

 

「起業のファイナンス-ベンチャーにとって一番大切なこと」

お恥ずかしながら、磯崎さんという著者の方をご存じなかったのですが、
ベンチャー界隈ではとても有名な方で、
「この方のおかげでいいように投資家にやられるケースが減った」という、
ベンチャーにとってはとても偉大な方だということを後から知りました。

それでいて、友人が磯崎さんのオフィスデザインを手掛けていたりと、
意外な接点もわかりました。

 

起業してから、ずっとファイナンスとは距離をとっていました。
「いや、全然資金調達とか考えてないし」
「上場?IPO?それは一つの手段かもしれないけど、ゴールじゃないしあまり今は考えてない」

それは、単に、リスクをとる勇気がなかっただけ、というわけでもなく、
リスクをとってスケールするビジネスモデルの種を見つけられていなかっただけでした。

もちろん、「種になるかも!?」の段階でも、
資金調達してピボット(方向転換)しながらやっていくという方法もあったのかもしれませんが、
ファイナンスの存在が身近ではなく、手段としてもイメージできなかったというのも正直なところでした。
(種も微妙な状態でお金入れてもらって、株持たれるの、なんか、やだなぁ・・・みたいな。)

経済学部出身でありながら情けない限り。

でも、この本を読んだおかげで、ファイナンス周りの基礎知識を身に着けることができました。

「そうそう、そういうこと知りたかったんだよ!」っていうことがとても分かりやすくまとまっている本。
そして、難しいテーマだけど、語り口が「アホ」という表現が出てくるくらいカジュアルで読みやすい文章。

こんなんだったら5年前に読んでおけばよかった、と思った本でした。

「起業のエクイティ・ファイナンス-経済革命のための株式と契約」

起業のファイナンスを読んだことをFacebookに投稿したら、
続編の「起業のエクイティ・ファイナンス」を勧める声が大きかったので、
勧められるがままに続編を手に取りました。

起業のファイナンスが2,500円程度なのに対し、
起業のエクイティ・ファイナンスは4000円弱。

たか!と思ったのは正直なところですが、読んでみて、
数が出そうな起業のファイナンスとニッチな層に重宝されそうな起業のエクイティファイナンスの、
内容からくる値段設定としては、妥当なのかもな、と振り返りました。

こちらの本はサブタイトルにもあるように、具体的な契約に関して書かれていました。

「こういうフェーズではこういうことに注意する必要があるから、
具体的にはこういう文言を契約書に入れておくといい」という実務書。

章によっては今すぐは関係ないパートもありますが、
逆に関係あるパートは、契約する前に何度でも読み返したいくらいの内容でした。

 

 

今は、2冊を読んだところですが、この2冊は知りたかった内容が書かれていて、
多くの人がおススメしている理由がよくわかりました。

 

引き続き、多面的に知るためにも本を読んだり、人に話を聞いたりしながら、
実践に向けて動いていきたいと思います。

それと同時に、ここ最近はインバウンド系の人との接点が多かったですが、
ベンチャー生態系の人との接点を意識して濃くしていこうと感じたところです。

 

世の中の仕組みって、奥が深くて、面白い!

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