前回書いたら、反響が結構大きくて、
何気に嬉しかったです。
ありがとうございます。
「起業目指します。」と宣言してからというもの、
多くの人から声かけてもらって、ホント嬉しい限りです。
卒業して以来ご無沙汰だった弁護士になった友達から、
「法律面で何かあったら相談乗るよ」とか。
同じく卒業以来ご無沙汰していた後輩から、
「共感できるので何かあったら声かけてください」とか。
内定者時代からずっと仲のいい同期から、
「すごく興味あるから、労働力提供するぜ」とか。
最初の会社の先輩から、
「心配だけど、期待してるよ」とか。
すでに起業している友達から、
「いろんな人紹介しますよー。」とか。
「何か情報あったら教えるね」とか。
いいねくれたり、シェアしてもらったりとか、
応援のメッセージくれたりとか、
将来一緒に何かできたらいいねとか、
ホント心強いです。
…と同時に、
絶対形にしなければと強く思いました。
実際に、東京でゲストハウスやっている人に会いに行ったり、
少しずつですが前に進み始めています。
頑張ります。
+++++++
前置き長くなったけど、その1の続きです。
⇒その1はこちらから「僕が起業に至るまで(その1)」
思いが強くなった新橋の朝
僕は、朝早く起きるのがホント苦手です。
だから、
早朝に予定をいれることはなるべくしてこなかったのですが、
他に時間があまりないのだからしょうがない。
「何かしたい」にちょっとでも近付きたくて、
週1回、頑張ってみることにしました。
朝7時半の新橋。
最初の頃は、赤坂見附と新橋のいくつかの喫茶店を彷徨ってたのですが、
しばらくして、新橋駅から少し歩いたスタバに落ち着きました。
朝の喫茶店は、どこも出勤前の人で結構席が埋まっています。
新聞読んでる人、勉強している人、
時間の過ごし方は様々ですが、
こんな朝からみんな動いているんだなってことに
まず刺激を受けました。
週1回でも早起きするとか少し生活を変えてみると、
新しい発見があるし、気分も変わるものです。
それと、新橋のスタバで気付いたもう一つのこと。
出勤中のサラリーマンが多く僕たちの前を通過していくのですが、
そのサラリーマンの覇気のなさに驚きました。
みんなうつむき加減に、会社を目指す。
死んだ魚の目と言ったら言い過ぎかもしれませんが、
見ていてなんだか残念な気分になりました。
10年後、そんな大人になってしまう。
そんな心配は微塵もありませんでしたが、
そんな状況を少しでも何かしたいね、しなきゃね、と
逆の側面からも刺激をもらったものでした。
起業に魔法のような「何か」が必要か
週1回会って何を話していたのか。
ホントたわいもないことを話していました。
「今週何があった」だの「来週何がある」だの。
「何か面白いことしよう。」とあれこれ考えてもみました。
だけど「それ面白いんじゃない?」と思って持ち帰ってみても、
調べてみると大抵のサービスはすでに世の中に存在してました。
「うぉー先こされた!」
僕たちが2周遅れくらいで走っているだけなんですけどね。
アイディア物はスピード重視だなと、改めて感じました。
と同時に、
必ず儲かるような魔法のアイディアなんて、
見つけようとしても、簡単には見つからない。
魔法の「何か」が見つかるのを待っていたら、
還暦を迎えちゃうんじゃないか、とも思い始めました。
もちろん事業に、独創性やオリジナリティは欲しいのだけど、
それが見つかるまで机上で考えてても何も変わらない。
人の真似でもいいから、
まずは動いてみたら見えてくるものがあるんじゃないかな、と
思ったのもこの時期です。
「いやいや、やっぱ独創性がないとだめだよね」となるか、
「まずはやっぱ動くことが大切だ」となるかは、
これからの挑戦の中で検証していきたいなと思います。
少し見えてきた「観光」という一つの軸
この早朝のお茶会をしていた頃、その友人も僕も、
既に1年間世界一周に行くことは決まっていました。
なので、「まずは動こう」と言ってもすぐ動けなかったのですが、
同時に、「旅のテーマ」をどうするかについても頭を悩ませていました。
「世界一周に行こう」と考える人の多くが考えること「旅のテーマ」。
どうせなら、将来につながるような旅にしたい。
目的をもって世界を旅した方が楽しい。
それはそうだよなと思いながら、直前まで悶々としてました。
食なのか、酒なのか、人なのか…
どれも好きなんだけど、なんかしっくりこない。
多分それぞれをもっと好きな人ってたくさんいる中で、
それを勝る情熱に何だか自信がなかったんです。
かつ、それぞれがあくまで点でしかなくて、
線や面として僕の中では見えてこない。
そんな僕が、辿り着いた先が観光でした。
東京で感じる外国人観光客の増加。
鹿児島や山形に足を延ばす中で感じた
日本の観光のポテンシャル。
これなら、
僕がやりたいと考えていることが繋がってくる気がしました。
「日本と海外をもっとつなぎたいね」
「もっと日本の地方の魅力を知ってもらいたいね」
出国直前、そんな話もしていました。
旅行から帰ってきたら、何でもいいから始めてみるべ、と話しながら、
数か月後の南米での再会を約束して、新橋でのお茶会は幕を閉じました。
ただ、この時点では、起業を決意してわけではなく、
復職や転職も一応の選択肢としてはありました。
起業を決意するのは、旅に出てからのことになります。
ちなみにですが、この「早朝のお茶会」の成果として産まれたのは、
「一緒に何かしようという絆」と、
「夏の三浦海岸でのバーベキュー企画」だけでした。
(つづく)
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