東京の人と大阪の人、
どちらが対人関係の距離感が近いかというと、
確実に大阪の人だと思っていました。
「突然あめちゃんをくれるおばちゃん」に代表されるように、
人見知りせず、ともすれば、
近すぎるくらいの距離に飛び込んでくるイメージがありました。
でも、先日、
日本に来たばかりのオーストラリア人と話していた時のこと。
彼は、「東京の方が大阪より好きだ」と言いました。
なぜだろう。
都会の方がいいのか。街がきれいだからか。
彼曰く、
「道に迷って困っていると東京の人は声をかけてきてくれるが、
大阪の人は知らないフリをする。聞いても答えてくれない」とのことでした。
冒頭のくだりの通り、
見知らぬ人に声をかけるのは、
絶対、東京より大阪の得意分野だと思ってたのでびっくりしました。
ただ、確かに東京に住んでる知り合いのfacebookの投稿を見ると、
「困っている外国人に声をかけて仲良くなりました」
といった内容をちらほら見かけていたので、
そうしたちっちゃな気配りが
しっかり外国人に届いているんだなと嬉しくなりました。
大阪の方に知り合いが少ないので
何とも言えないのですがどうなんでしょう。
関西でも、
外国人の困っている人に
積極的に声をかける友人も知っていますが、
全体でみると、東京の方が大阪より
外国人に対する抵抗感が下がってきたということなのでしょうか。
n=1なので、何とも言えませんが、
彼は大阪に2回、東京に3回行ったが常にそうだったとのことでした。
何はともあれ、自分たちも世界を旅中に困っていると、
多くの人が向こうから手を差し伸べてくれ、
それがとっても嬉しかったし、
その国のイメージを良くしてくれたのを覚えています。
メキシコのグアナファトって街では、
迷子の自分たちを心配して、フェデックスのおっちゃんが、
10分以上歩いて宿まで案内してくれたりしたものでした。
日本でも、もっともっと、
そのように手を差し伸べる人が増えたら素敵だなと思います。
それこそが「おもてなし」なのかな、と。
まずは一言。
Can I help you?/ Do you need any help?
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