外資系ボスコンの育成術「新人コンサル徒弟制で鍛錬」

先日の日本経済新聞に、
「外資系ボスコンの育成術」とやらが載ったようで
親が見せてくれました。

新人コンサル徒弟制で鍛錬

コンサルティングファームは、
基本的に黒子であり、
クライアントとの守秘義務契約もあるため、
そこまで新聞でお目にかかることはないので新鮮でした。

今はなき損保ジャパンの人が自社を「損ジャ」って呼ばないように、
BCGerも自社のことを「ボスコン」ってあまり呼ばないので、
日経に「ボスコン」って記載されていることについては若干違和感ありましたが。

実際に、入社してすぐ、
「徒弟制度(Apprenticeship)」について説明があるのですが、
懐かしい話です。

先導役(先輩)には、鍛える責任があり、
修行中の身には、学び取る責任がある。

先輩に多くのインプットを貰うことで、
実際一歩一歩前に進んでいくことができました。

「徒弟制度」というとよくわからないかもしれないけど、
結局のところ、
「圧倒的なアウトプットとインプットを相当なスピードで回していく」事が、
BCGにおいて人財教育の肝だったように思います。

どこの会社にいても、
アウトプットは本人の意識次第で相当量こなせると思いますが、
他の会社との違いで言うと、
アウトプットに対するインプットが質も量も半端ない。
今、企業の研修をさせてもらっていても
あの時のインプットの重要性を改めて感じることがあります。

その時はかなり凹みますが、それによって大分鍛えられたなと思います。

ちなみに、その背景に「アップ・オア・アウト」と呼ばれる原則がありました。

「速く成長し続ける限り機会を与えられるが
、成長が遅い・止まれば居場所がなくなる」

つまり、「昇進できなきゃ首ね」という「The外資」の怖い制度なのですが、
鍛錬の場としてはそれくらいの緊張感が必要だったんだと思います。

独立した今も一寸先は分からないという緊張感があって、
なかなかに鍛錬の場としてはいいなと思います。

インプット頂ける機会を得て、
自分自身より多くのチャンスを掴めるように頑張ります。

P.S.
こちらは卒業した直後に書いた、
何をコンサルティングファームで身に付けることが出来たか、です。
https://2310.bunj.in/?p=1270

コメント