サービス立ち上げには「愛や想いが大事だ」と思う理由

仕事論

お陰様でツアーを始めて2年4ヶ月が経過し、先月は単月でのツアー参加者数がのべ1,000名を突破しました。

ひとえにガイドとゲストの方々に恵まれての結果なのですが、
そんな自分たちが、大切にしていることは何かと聞かれたら、愛や想いだと答えています。

自分たちが、大企業や他のベンチャーに勝てることって何かって言ったら、そこだと思うんです。

「ベンチャーはスピード感が大事だ」と言う話も、よく耳にします。

確かに決断は、大企業より早くできるかもしれません。

でも、資本力で劣っていると、
なんだかんだで大企業がパワープレーを仕掛けてくると、
そのスピードにはなかなか勝てません。

でも、愛や想いなら、負けない。

今は自分たちは東京・京都と言う二大観光地でサービスを展開していますが、
愛や想いがあれば、他の地域でも絶対立ち上げられると思っています。

でも、愛や想いがなければ、
東京・京都といった巨大観光地でも立ち上げるのは難しいと思うんです。

▼講演等で使っている資料

 

これは単に、青春ドラマを見すぎたわけでもなく、
自分たちのこの2年間の経験に基づいた実感です。

先日も、某イベントを自分自身で企画した時にこんなことがありました。

企画自体には自信もあったのですが、
なかなか人が集まらないという状況に直面しました。

これが、たぶん自分が傍観者的立場や、一担当として関わっていたら、
まぁ出来ない理由をあれこれ考えて、適当にやり過ごしてしまったことでしょう。

でも、個人的には、たとえ今回がうまく回らなくても、
折角の機会でもあるので、なんとしてでも次に繋げて行きたいと考えていました。

そういう立場に立つと、興味ありそうな人に個別でメールで連絡するのはもちろんのこと、
あまり個人的には好きではない、facebookのシェアや招待、ダイレクトメッセージも使って、
メンバーにもお願いをして、なんとかしようと思いました。。
毎日、胃がキリキリしながら、集客状況を見ていました。
朝起きてワクワクしながらメールをチェックし、現実を直面し、
また泥臭く次の打ち手に向けて手を動かしていました。

そうしたおかげで、ありがたいことに友人がまたシェアしてくれたりと、
ギリギリのギリギリで、なんとか、カタチにはすることができました。

反省点だらけではありましたし、今後につながるかはこれからなのですが、
最後の一踏ん張りの大きさを感じました。

 

この「最後の一踏ん張りができるかどうか」が、
愛や想いを持っているかどうか次第であり、
そして、最終的に、成果につなげられるかに大きな影響を及ぼします。

 

そんなこと言う自分自身、
遡ると相方河野の後ろ姿に大きな影響を受けた部分でもあります。

彼は、愛や想いに溢れすぎているタイプなのですが、
彼の「ゲストにどうやったら楽しんでもらえるのか」を追求する姿勢はとてもストイックです。

自分たちのツアーが立ち上がったのは、
通常考えると赤字になってしまうようなゲストが一人の場合でも、
「自分が行って案内をする!」
「絶対そのゲストからExcellent(5つ星)の評価をもらって次につなげる!」と言う、
一つ一つの積み重ねがあったからです。

ちなみに、京都を立ち上げる時も、京都に地の利も何もない中で、
彼は、0泊3日(夜行バスで行き、夜行バスで帰る)京都出張を繰り返していました。

20年来の友人ながら、そこまでいくと天晴れです。
ってか、たぶんこういう戦い方をしている以上、負けるわけがないんです。

その後、京都は、
世界一周中に出会った熱い想いを持った友人に、昨年より参画してもらい、
フル稼働で立ち上げ中という状況です。

彼も同じように、ゲストが一人の場合でも自分で行って案内をしますし、
例え休みの日に申し込みが来ても、自分の時間を融通して対応しています。
そして、ゲストの評価は、次につながるExcellent!

まさにフル稼働。

多分、こんなん割り切って働いているような人にはできないんです。
愛や想いがなきゃできない。愛や想いがあるからこそできる。

だから、カタチができていく。

 

「京都は外国人旅行者も多いですしね」という見方をよくされますが、
多分、河野の0泊3日の日々と、現地に熱い想いを持った仲間なくしては、
立ち上がらなかった京都のツアーだと実感しています。

 

新サービスの立ち上げには、相当な労力が要ります。

どう企画を磨くか、どう集客するか、
あと「一踏ん張り」できるかが、成否を大きく分けます。

それには、愛や想いが重要。

それが自分が「サービス立ち上げには愛や想いが大事だと思う」理由です。

 

 

現在有名かどうか、成功しているかどうかはさておき、
日本全国、観光資源という点では恵まれています。

あとはそこでサービスを形作れるかは、そこにいる人次第。

だからこそ僕たちは、愛や想いを持った人たちを仲間に加え、
一緒に世界を面白くして、たくさんのKNOTを創っていきたいなぁって思ってます。

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