「『バリュー』をいかに自分たちの強みに変えていけるか」オープン社内報#002

オープン社内報

あけましておめでとうございます!

今年は長い年末年始となりましたが、充実した時間を過ごせましたでしょうか。
また、各事業、ゲスト対応もあり、年末年始稼働されていた方におきましては、お疲れさでした&ありがとうございます!

羅針盤としては、12月に新しい年度が始まっていますが、年始というのも想いを新たにするいい機会ではないかと思っています。

12月のことは数字が締まってからまた共有できればですが、各事業年末まで走り切ることでいい2025年11月期のスタートを切ることが出来ました!この調子で、事業を加速させていきましょう!

新たなMVVと共に

先月、全社会をはじめ、様々な機会で共有させていただきましたが、新しいミッション・ビジョン・バリューで羅針盤は事業を推進していきます。(詳細は先月のオープン社内報をご覧ください)

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2024年は11月までの統計で訪日外客数3,300万人を超えました。12月の統計は今月下旬に公表予定ですが、年間3,600万人を超えてくる見込みです。

2019年が3,188万人、2023年が2,506万人だったことを考えると、過去最高かつ相当な伸び率であることが分かります。日本政府の目標は2030年に6,000万人です。コロナもあり現実的ではない数値かと思っていましたが、この1年で1,000万人改善したことも考えると、不可能ではない目標です。

消費額を見ても、2019年は4.8兆円、2023年は5.3兆円でしたが、2024年は9月までで5.8兆円と2023年水準を超えており、年間通じると8兆円に達する水準で推移しています。

円安ということももちろん一因ではありますが、日本政府観光局が2000年代から取り組んできた情報発信等も形になってきて、世界中での旅先ランキングに日本がランクインしてきていることも需要の底支えとなっています。

インバウンドはまだまだ大きな可能性を秘めています。
そうした中で、羅針盤として「日本の魅力で、世界を豊かに」出来るよう、「旅の目的地を創出し、日本の観光をリードする」存在となっていきましょう。

競合優位性・参入障壁をどう構築していくか

先月、東京大学公共政策大学院の授業で事業についてお話する機会を頂きました。

授業後に各受講者がA4で1枚以上の受講レポートを書いてくれたのですが、「参入障壁」に関する言及が多く、参入障壁をいかに築くかをあらためてもっと追及していかねば、と考えさせられました。

トラベル事業も着物レンタル事業も、著作権等に保護されるものでもなく、また、初期投資コストや模倣難易度も低いため、参入障壁が低い事業です。競合優位性を築けないと価格競争に巻き込まれてしまいます。僕たちが旅の目的地を創出していくためには、収益性も追い求めていかなくてはなりません。

年始にChat GPTと対話をしている中で出てきた参入障壁構築のポイントは様々だったのですが、個人的に羅針盤として追求したいのは「人材と文化の差別化」です。

  1. 差別化されたブランドの構築
  2. 独自技術や特許の取得
  3. 規模の経済を活用
  4. 強力なネットワーク効果の構築
  5. 顧客ロイヤルティプログラム
  6. 規制や認可の活用
  7. サプライチェーンの囲い込み
  8. 高い初期投資の必要性
  9. データや知見の蓄積
  10. 人材と文化の差別化

もちろん、ブランドの構築も必要ですし、規模の経済性の追求やサプライチェーンの囲い込み等も必要です。データや知見の蓄積も、今相対的に優位な立場にいられる一因だと思っています。

ただ、業界としての参入障壁が低い中で、今後更に成長していく上では、会社としての差別化を確立していく必要があり、それは人材と文化の差別化がベースになるのではないかと考えています。

例えば、リクルートでは、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という考え方が浸透し、一人一人が主体的に動き、結果にコミットした行動をとっています。結果的に、事業を次々に立上げたり、拡大していく中で、企業も個人も成長しています。「あぁリクルートの人って○○だよね」と世の中的にも認知されると働いている人にとっても市場価値が上がります。
今花形な事業を見ると、強力なネットワーク効果も構築できてそれが参入障壁となっていますが、立ち上げ段階では、人材が大きな差別化要素になっている企業だと感じています。

羅針盤としても、「羅針盤の人って○○だよね」と思われる存在になっていくことが、更なる個人の幸せと企業の成長と日本の観光の発展に繋がっていくものと確信しています。

「羅針盤の人って○○だよね」と思われるためには、バリューをどこまでみんなで体現し、価値に昇華させていけるかにかかっています。

「スピード最優先」「挑戦を楽しむ」「尊重と信頼」

各自がこのバリューを体現しながら行動していくことで、イメージは構築されていきます

・大変な課題でも楽しんで取り組んでくれて、何かを変えてくれそう
・スピードがめっちゃ速いので仕事がやりやすい
・安心して仕事を任せることが出来る
・常に期待を超えたアウトプットが出てくる

スタートアップという環境自体、成長にはとても相性のいい環境です。ただ、受け身でいるとチャンスは活かせません。大事なことは、自分が主体性を持つこと。是非、一人一人が、羅針盤を体現する存在になって貰えればと思っています。

「観光業で上場する」

このこと自体大きな挑戦です。

みんなでこの過程も楽しみながら、バリューを羅針盤の強みに変えていきましょう!

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