「『価値』と『価格・期待値』の関係」オープン社内報#008

日々のこと

すっかり月初に送りそびれました。
気付いたら、7月に突入してて、「あっ」って思いましたが、誰からも突っ込みもなく、少し寂しさもありました。

7月のオープン社内報です。
今月から、TRAPOLが、羅針盤に参画します!仲間が増えることで、社会に与えるインパクトも大きくなりますし、また違う景色を皆で見に行ければと思います!

今回は、羅針盤が掲げるバリュー「スピード最優先」「挑戦を楽しむ」「尊重と信頼」の中で、「尊重と信頼」に関わる話をしたいと思います。

「価値」と「価格」のバランス

最近も、いくつかの登壇の機会を頂くことがあるのですが、その中で「サービスが売れるためにはどうしたらいいか」といった質問をいただきました。

それに対して、「『価値』が『価格』を超えること」という話をしました。

  • 価値>価格:売れる・高い満足度
  • 価値=価格:ニーズがある人には売れる
  • 価値<価格:売れない・不満が残る

価値の創り方・伝え方に僕たちとしては拘っていく必要があります。

  • 価格を超える価値をどう設計するか
  • 価値をどう相手に伝えるか

ゲストやクライアントがお金を払う場合、それに対して、「この金額を払ったんだからこれくらいのサービスを提供してくれる」という期待値が設定されます。

その期待値を満たせるか・超えることができるか、が大事になります。

この考え方って、「信頼」を積み重ねていく上でも同じことが言えるな、と思いました。

近年、ソーシャルキャピタル(社会関係資本)という言葉を耳にするようにもなりました。「信頼を積み重ねよう」というのは言うが易しですが、そう簡単ではありません。

ではどんな時に信頼をつかみ取れるか、というと、対価が発生するか否かに関わらず、相手の期待値を超えたときに、信頼は積み重なっていきます。

相手の「期待値」を把握することと超えること

なので、「尊重と信頼」の信頼を体現していくには、期待値を把握して、それをどうすれば超えるのか、を考えていくことが大事です。

例えば、相手から、資料作成の依頼を受けます。相手が「ラフでも早く返してほしい」って思っているときに、「ゆっくりと完成度が高い資料を作成する」としたら、どうでしょう。自分は「いい資料を作った」と思っても、自己満足でしかありません。勿体ないですよね。逆も然りです。「そのままクライアントに出せる資料が欲しい」と思っているときに、「社内用のメモ」が出て来ては、期待値を超えられません。(早ければそこから挽回ができるので「スピード最優先」はそうした意味でも大事ですが。)

期待値を把握すれば、最小エネルギーで、最大の効果を発揮することもできるようになります。

価値の出し方は、様々あると思いますが、是非相手の期待値を意識しながら、仕事をしてみてはいかがでしょうか。

(価値の出し方の一例)

  • クオリティ:質のいい提案は間違いない価値になる
  • スピード:速いだけでも大きな価値になる
  • 意外性:相手の気付いていない示唆は価値になる
  • 適時性:相手が望むタイミングで提供できることも価値になる
  • 柔軟性:固執せず相手の合わせられることも価値になる
  • ポジティブ:前向きな姿勢は相手にもポジティブな影響を与える
  • 示唆:相手の期待に応えられる知識・情報や知見は信頼の基礎になる
  • 潤滑油:チームを円滑に前に進ませることも価値になる
  • コミュニケーション:傾聴してるだけでも相手に気付きを与えられることもある

めっちゃ暑い7月ですが、いい1か月にしていきましょう。

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