羅針盤航海月誌2024年8月「7月は329万人で単月過去最高/オリエンタルランドイノベーションズからの調達等羅針盤の動向」

日々のこと

本投稿は月1回、株式会社羅針盤の役職員が名刺交換させていただいた方にお送りしているメールを転載したものです。バックナンバー等はこちらからご覧いただけます。

----

おはようございます。
株式会社羅針盤佐々木です。

相変わらず暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
個人的には暑さも寒さも大好きなので絶好調です。
ただ、天災が続いていることが、心配ではあります。被害にあわれた地域の方にはお見舞い申し上げます。

株式会社羅針盤では、宿泊管理事業、トラベル事業、着物レンタル事業、地域プロデュース事業、メディア事業とインバウンド領域において多岐にわたって事業を展開しておりますが、皆様のインバウンド領域での事業のヒントや弊社との協業のきっかけになればと思い、月1回程度の情報共有を「羅針盤航海月誌」と称してお送りさせていただければと思います。

―――――

1.7月の訪日外客数公表!2か月連続で単月過去最高を記録
2.最近1か月のインバウンド動向「ローカルガイド人材の持続的な確保・育成に関する中間とりまとめ等」
3.羅針盤からのお知らせ「オリエンタルランドイノベーションズから調達/宿泊×ツアーの新たな体験価値の提供開始 ほか」

お時間ある時にお目通しいただき、何かございましたら、お気軽に担当者あるいはHPよりご連絡いただけると嬉しいです。
https://compasscorp.jp/contact/

―――――

1.7月の訪日外客数公表!5か月連続の300万人越え!単月最高!

昨日8月21日、日本政府観光局から7月の訪日外客数の統計が発表されました。
7月の訪⽇外客数は、3,292,500人で、前年同月⽐では 41.9%増となり単月として過去最⾼を記録しました。7月までの累計は21,069,900人となり、過去最速で2000万人を突破しました。

出典:https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20240821_1530-1.pdf

ホテルや体験事業者と話すと「桜シーズンは忙しい」というのが通説でしたが、それ以上の多くのゲストが訪れている状況となっています。
今後宿泊統計等が発表される中で、より具体的にどういう動向なのかもみていきたいと思っています。

また、国別にみると、ついに中国がトップに返り咲きました。
とはいえ、まだ四分の3程度の回復状況ということで、まだまだ中国の伸びしろを感じます。

参考:
日本政府観光局「訪日外客数の統計」https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20240821_1530-1.pdf

なお、毎月個人的にウォッチしている出国日本人数は、1,048,800人と、4月以来の100万に越えとなりましたが、2019年比で63.2%と以前7割を切っている状況です。円安が改善しないとずっと戻らないのではないか、という状況になってきており、今後は今の水準をベースに考えていく必要がありそうです。

2.最近1か月のインバウンド動向「ローカルガイド人材の持続的な確保・育成に関する中間とりまとめ等」

夏からお盆の時期にかけてか、官公庁からも民間からも落ち着いた動きの一か月でした。

■観光庁「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成」中間とりまとめの公表

そんな中、先月観光庁から「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成」の中間取りまとめが発表されました。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001755343.pdf

第2回の有識者会議には、ヒアリング対象者として出席してきたのですが、これまで「通訳案内士」という資格制度の中で議論されるケースが多かったガイド人材を「ローカルガイド」として議論が進んでいることはとても新しい一歩であると感じました。

先々月に共有した骨太計画においても「ローカルガイド」という表現が出て来てましたが、来年に向けてどう議論が進んでいくかは個人的にもとても興味があるところです。

■文化庁「令和6年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」2次募集の開始

観光というと、観光庁だけではなく、経産省、環境省、農水省、文化庁等関係省庁は多岐にわたります。
各省庁での事業も応札時期は落ち着き、プロジェクト進行フェーズに進んでますが、文化庁から8月30日締め切りで「令和6年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」の二次募集が行われております。

自己負担は必要なものの、備品の購入等も認められるので、該当される方は検討されてみるのも一つです。

令和6年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業(2次募集) | 文化庁
令和6年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業(2次募集)について掲載しています。

――――

まだ8月ではありますが、地域プロデュース事業においては、自治体から、今年度の案件の相談に加え、次年度の予算に関する相談等もいただくことが増えてきました。
羅針盤では現場で試行錯誤を繰り返しノウハウを蓄積していくとともに、地域に展開していくことで日本の観光を活性化させていきます。

3.羅針盤からのお知らせ「オリエンタルランドイノベーションズから調達/宿泊×ツアーの新たな体験価値の提供開始 ほか」

羅針盤からこの1か月のプレスリリースを共有させていただきます!
これまでもプレスリリースを出す中で、取材から協業まで様々な問い合わせを頂き、新しい縁をいただいております。

――――

■観光・インバウンド領域で多方面に事業を展開する株式会社羅針盤、株式会社ミダスキャピタルや株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ等を引受先とする約2.8億円の第三者割当増資を実施

観光・インバウンド市場の回復に伴う需要拡大も踏まえ、これまで以上にスピード感をもってサービス拡充を進めていくために資金調達を実施しました。既存の筆頭株主であるミダスキャピタルに加え、テーマパークやホテル事業をはじめとした多岐にわたる分野で事業を展開するオリエンタルランドグループのオリエンタルランド・イノベーションズからも新たにご出資いただくことで、さらなるゲスト満足度の向上や新規事業の創出を実現していきたいと考えております。

観光・インバウンド領域で多方面に事業を展開する株式会社羅針盤、株式会社ミダスキャピタルや株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ等を引受先とする約2.8億円の第三者割当増資を実施
株式会社羅針盤のプレスリリース(2024年7月25日 13時00分)観光・インバウンド領域で多方面に事業を展開する株式会社羅針盤、株式会社ミダスキャピタルや株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ等を引受先とする約2.8億円の第三者割当...

■COMPASS STAYにて、‶住むと泊まるの間″を体験するホテルYANAKA SOWにおいて、宿泊×ツアーの掛け合わせによる新たな体験価値の提供開始

積水ハウス不動産東京株式会社がオーナーである「YANAKA SOW」において、宿泊ゲストに対して「宿泊×ツアーによる新たな体験価値の提供」という観点から、「YANAKA TOUR」の販売を開始いたします。当該ツアーに参加いただくことにより、宿泊施設としての更なる認知度の向上はもちろんのこと、宿泊ゲストにとっては、宿泊する拠点とその周辺エリアとの関わり・歴史を深く知るきっかけの提供となり、宿泊施設周辺の地域・エリアへの持続的な還元というサステナブルツーリズムの観点においても新しい価値提供ができると考えております。

COMPASS STAYにて、‶住むと泊まるの間″を体験するホテルYANAKA SOWにおいて、宿泊×ツアーの掛け合わせによる新たな体験価値の提供開始
株式会社羅針盤のプレスリリース(2024年7月31日 11時00分)COMPASS STAYにて、‶住むと泊まるの間″を体験するホテルYANAKA SOWにおいて、宿泊×ツアーの掛け合わせによる新たな体験価値の提供開始

――――

今回は特に大きなトピックとして資金調達のリリースも出させていただきました。
ミダスキャピタルに加えて、新たな株主をお迎えすることが出来たことは個人的にもとても嬉しいご縁でした。

今後は上場に向けて、来年前期を目途に、成長に繋がる資本業務提携を検討していきたいと考えています。
資本業務提携をご検討いただける方は是非一度情報交換できればと思っております。

――――

本日は読んでいただきありがとうございました!

今月初には同世代の経営者仲間の集まりに混ぜていただき人生ではじめてねぶた祭りを観覧に行きました。
祭りの持つ熱量、同世代のネットワーク、色々なものに刺激を頂いた青森訪問でした。
日本の文化を次世代に繋ぐこと、その意義も改めて感じた一日でした。

暑い日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。

佐々木文人

コメント