1か月ほど前、遅ればせながら、
NISAの口座開設の手続き書類を証券会社に送りました。
NISAは、少額投資家に対する税制優遇の制度です。
この制度、不正な活用を避けるためと思われますが、
2013年1月1日にどこに住んでいるかが、
適用判定される際重要なポイントになっています。
〉NISAとは(wikipedia)
2013年1月1日。
どこにいたか。
…
シドニーです。
…
世界旅行の為、住民票を除いてしまっていたので、
2013年1月1日時点で住民票は日本にありませんでした。
2013年11月に日本に戻ってきて、
一度住民票をいれ、その後転居。
制度の穴に落ちてしまいそうな、
マイノリティーなのです。
マイノリティーも制度の穴に落ちないよう、
ちゃんと取り決めがあるのですが、
国内に最初に住所を有した場所の住民票が必要とのこと。
「基準日(2013年1月1日)」時点、海外に居住していた場合
「基準日」に国内に住所を保有していない場合、「基準日」以降最初に国内に住所を有することになった時点の「住民票の写し」
(三井住友銀行ホームページ)
前住んでいたところに取りに行くのが億劫で、
大分放置していたら今に至りました。
すると、証券会社が「住民票取得代行サービス」なるものをはじめました。
その名の通り、住民票を代わりに取得してくれるサービスです。
これだ!
…と思って、
やっと重い腰を上げ、NISA解説の書類を送ったのです。
…
…
…
大分時間がたって、「受け付けました」とメールが来て、
…
…
ちょっと時間がたって、
…
書類が返送されてきました。
曰く、
「『基準日』以降最初に国内に住所を有することになった時点の『住民票の写し』」だけでなく、
「国外転出時に届出をなさった市区町村が発行する『住民票の除票の写し』が必要だ」とのこと。
「住民票除票の写しは各自で取得してください」とのこと。
ご丁寧に、国内に帰ってきた際の「住民票の写し」は添付されていました。
調べたら、
三井住友銀行のホームページには書いてないけど、
確かに某証券会社のホームページには書いてある。
ホントに必要なのだろうか。
…っていうか、
「国外転出時に届け出をした市区町村」と
「転入してきた市区町村」は同じなのだけど、
一緒に住民票取得することは出来なかったのだろうか。
そして、住民票除票の写しは「住民票取得代行サービス」の対象外なのか。
無料のサービスの恩恵に預かろうとした自分も自分ですが、
途中で梯子を外されてしまった気分で何とも言えない気持ちです。
もうその証券会社でNISAを開設する気力はなくなってしまいました。
どこか、住民票除票を取得してくれるような証券会社ないかな。
NISAという優遇制度がある中で、
普通に投資をしているのも馬鹿らしいので、
いっそ一度株式投資を辞めようかなって気にもなります。
ずっと持ち続けてたスタバも上場廃止になっちゃうし。
効率化を追い求める資本主義社会の中で、
マイノリティーは一定割切る、というのは一つの考え方だけど、
割切られた方は、結構さびしい思いをするのだなと身をもって感じました。
神々は細部に宿る。
かゆいところまで手の届くサービスを目指していきたいです。
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