『ワーケーション』は向こう一年間の本気度にかかっている

観光雑感
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先日、宮城ワーケーション協議会でパネルディスカッションに参加させていただきました

宮城は父の実家がある場所で想い入れもあるのだけど、たまたま同じタイミングで別件で仙台にいて交通費がかからないことが功を奏したんだと思っています

そこで、「インバウンドにこれまで取り組んできて、ワーケーションは今後定着していくと思うか?」的な問いかけを頂きました

インバウンドとワーケーションの相似形を見た時に、ワーケーションが立ち上がるかについて興味深い示唆があります

インバウンドが急激に立ち上がった5つの要因

インバウンドがここ数年で急激に立ち上がった要因は複合的なものですが、
大きくまとめてしまうと5つになります

  • 観光立国推進基本法案:国のビジョン策定
  • 円安:外部環境
  • ビザ緩和:規制緩和
  • 受入体制強化
  • プロモーション

国が方向性を定めて、規制緩和に取り組むとともに、
受入体制強化・プロモーションに大規模な投資を行ってきました

そこに、円安という外部環境が相まって、
「快適に格安な旅行先日本」が広く海外に広まったわけです

ワーケーションの鍵は規制緩和と受入体制強化

この5つの要素って、ワーケーションでも同じことが言えると思うんです

国のビジョン策定

観光立国推進基本法案と比較すると、若干心もとないものがありますが、
国としてもワーケーションに注目し、環境省が国立・国定公園で事業を開始しています

大きな流れとして、ワーケーションの流れが来ていると感じています

外部環境

そもそもワーケーションが叫ばれるきっかけとなった新型コロナウィルスこそが、
ワーケーションにとっては円安以上の追い風外部環境になっています

ワーケーションに限らず都市への一極集中化は、
この追い風で実現しなかったらもはや止まることはないでしょう

規制緩和

ワーケーションだ、ワーケーションだ!って言ったところで、
外部環境がコロナで変わったからと言って、状況はすぐには変わりません

職場が認めてくれるか? という問題がありますし、
ワーケーションは、一緒に行く人の問題も当然に出てきます

保育園・幼稚園・学校はどうなるのか、というのも大きな問題です

労災等の整理ができること
保育園が他のエリアでも認可で預かってもらえること
学校のオンライン化も進み離れてても単位取得ができること

ここが進むか進まないかが大きな問題だと感じています

インバウンドは、ビザをこれまで来れなかった人に与える、ということで蛇口を開きました
ワーケーションも、今は動けない人が検討し始めるかどうかはホント大きいです

受入体制強化

インバウンドで言うと、規制緩和だけで伸びてきたわけではありません

多言語化対応に力を入れ、ホテルもたくさん新設され、
魅力的なアクティビティも日本全国で沢山造成されました

ワーケーションにおいても、Wi-fi環境を整えることに加え、
ワークしていない人が満足して時間をつぶせるコンテンツの拡充は急務です

鶏と卵ですが、人が増えれば、飲食店も増えて、ますます充実した場所になっていくでしょう

プロモーション

最後に大事なのは認知を拡大することです

インバウンドでは、ターゲットが世界中なので莫大な予算を投じている分野です

ただ、国内で言えば、これだけメディア等で取り上げられたりもするので、
規制緩和や魅力的な目的地が出来れば、自然とプロモーションは進むように思います


このようにインバウンドの発展と比較してみると、
ワーケーションが伸びるかは、規制緩和と受入体制強化にかかっています

特に、規制緩和とか、そこそこ重いハードルだと思うんです

でも、そこをこの追い風のタイミングでグイっと乗り越えることが出来るのか
ワーケーションが定着するのは、そこの本気度にかかってきています

学校の改革は文科省マターで国単位かなという感じもしますが、
保育園であれば、市区町村で柔軟な新しい提案もできるのではないかと思ったり

今回、宮城県ワーケーション協議会主催のイベントでしたが、
こうした協議会が立ち上がったり面白い動きだなと感じています

宮城ワーケーション協議会
宮城ワーケーション協議会は「地域と都市をつなぐハブ人材のネットワーク化・成長支援」・「日本人の余暇の過ごし方に関するイノベーション研究」・「パートナー企業とのワーケーション環境の共創」をハブとなって行ってまいります。我々は、年に複数回開催するオンライン・オフライン例会や WEB を活用したワーケーションに関する情報発信...

今後も継続して会社としても個人としても模索していきたい領域です

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