VJTM2014で見えた訪日旅行市場の現状

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先日、VJTM2014(VISIT JAPAN Travel Mart)に行ってきました。
2014-09-26 09.06.37

訪日旅行のB to B見本市VJTM

VJTMとは、
訪日旅行の見本市のようなもので、
海外から多くの旅行会社が来て、
日本側の参加団体は魅力をアピールし、売り込むというものです。

普段、我々が購入するような海外ツアーも、
日本の旅行会社が、海外のそのような見本市に行き、
現地の新しい魅力を発見して成り立っているのです。

通常、海外旅行では、
送り出す側と受け手側、両方に旅行会社がいます。

HISやJTBで海外旅行ツアーに行っても、
HISやJTBは窓口になっているだけで、
現地ツアーは、現地の旅行会社が催行していることが多々あるわけです。

そう考えると、
海外から多くの旅行会社が来て、日本を知ってもらうには絶好の機会です。
魅力的なツアーが造成されるのに重要な意味を持つVJTMを、
ちょこっとだけ覗いてきました。

アジアからが圧倒的に多い海外のバイヤー

海外から来た旅行会社を見てみると、
311団体がブースを構えていました。

内訳をみると、アジアが6割を占めている状況。
 -アジア:100団体
 -東南アジア:95団体
 -オセアニア:19団体
 -北アメリカ:36団体
 -ヨーロッパ:38団体
 -ロシア:20団体
 -その他(ネット系):3団体

この割合がこのまま、
訪日旅行者の内訳ともリンクしてくるんだと思います。

団体の中国旅行客以外あまり目立たないかもしれませんが、
アジアからの旅行客が実際、圧倒的に多いです。

世界を旅して思いましたが、
物理的な距離は、やっぱ大きい。
遠いすごい魅力的なところもいいけど、
近くて魅力的なところがあればそこに行ってしまうものです。

この傾向は、どこでもドアが出来ない限りは、続くでしょう。
アジアの人口はますます増えていきますし。

自治体が多い日本の販売者

一方、日本の参加者を見てみると、
全部で389団体が参加していました。

この内訳が何とも言えないところ。

なんてったって半分以上は自治体です。
 -自治体:213団体
 -旅行会社:44団体
 -ホテル:74団体
 -旅館:8団体
 -交通機関:22団体
 -テーマパーク:8団体
 -グリーンツーリズム:8団体
 -スポーツ:2団体
 -その他:10団体

北海道から沖縄まで。
都道府県から市町村まで。

幅広く、自治体が軒を連ねていました。

訪日旅行活性化に期待される事業者の台頭

自治体が何しに来てるんだろう。

正直なところそう感じました。

国内事業者が自社の商品を販売して、
海外の旅行会社が購入してツアーが造成される。

それが目指されるべき姿であると思います。

自治体が、
「うち魅力的ですよ!」
「うち良いですよ!」とアピールしたところで、
「どうやって行って、具体的にどこに泊まればいいですか?」
って話になった途端に自治体では手に負えなくなる。

売る商品持っていないですしね。

「良ければあっちの旅行会社に行ってください」
「あそこのホテルがいいですよ、ぜひ」ってなるのかな。
そこのところ分からないですが。

もちろん、PRすることは大事だと思います。
それに、PRするには絶好の場だとは思います。
でも、半数が自治体って、なんだか違和感を感じたんです。

税金使ってアピールを頑張ってるけど、
まだビジネスとしては成り立っていないんだろうな、と。

官民が共同でブースを出すとか、
ツアーを売ってくれる旅行会社を応援するとか、の形もあるだろうに、
官民の連携もうまくはいっていないのかな、と。

もっとビジネスとして確立できるようになって、
トラベルマートに日本の事業者が沢山出展するようになったら、
訪日旅行市場ももっと面白くなるんだろうなと思います。

その際に壁だな思うのは2つ。

1つは旅行業の資格を取る上で必要な資金面等の法律上のハードル。
もう1つはビジネスがちゃんと成り立つようにする経営のハードル。

そこらへんにチャンスがないかも探して行こうと思います。

VJTM、ベンチャーの知り合いと久しぶりに再会して、
その姿にはいい刺激を受けました。

どうせなら、自分たちの商品を持ってVJTMに参加したい!
さぁ頑張ろう。

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