ガイドに求められる「あたりまえ」の落とし穴

観光雑感

通訳案内士の業務独占が年明けから解禁されることとなりました。(観光庁報道発表)

通訳案内士業界は戦々恐々。
ってほどでもないかもしれませんが、変化が生じるのは必須です。

そんな中で、活躍していくには何が一番必要だと思いますか?

 

そんな中、河野有(@yukono1017)がブログをアップしました。
街人(ガイド)道#013 ガイドに一番必要な能力とは?

 

この3回では、ガイドが持つべき『愛』について語ってきました。
ココからは、その愛をどう相手に届けるか、という部分の話です。

思いを相手に届ける力。

そう、それが一番ガイドに必要な能力、『コミュニケーション力』です。

 

「『コミュニケーション力』がガイドに一番必要です」
そう言われれば、当たり前だろって思うでしょう。

 

でも、「あたりまえ」の裏に意外とヒントが隠れています。

 

なぜか。

「あたりまえ」って、
当たり前なだけに思考回路が停止してしまうんです。

それ以上、深く考えない。

「建前」が立派過ぎるので、「本音」の部分を考えない。
どうすれば「あたりまえ」になれるか、そのアプローチも考えない。

 

皆、コミュニケーション能力が大事だと思っている。

 

だけど、
通訳案内士が、コミュニケーション能力向上のトレーニングを受けてるってあまり聞かないし、
通訳案内士向けの研修をみても、コミュニケーション能力に焦点をあてたものをあまり見ません。

多くの人が、
トレーニングが必要ないくらい十分なコミュニケーション能力を有しているというわけではありません。

 

なぜでしょう。
そして、多くの研修は、知識に焦点をあてているのが現状です。

もちろん、一般常識や、観光地の知識も必要不可欠ではあります。

コミュニケーション能力を上げていくのは難しい、というのも前提にあるのかもですが、
このギャップにはとても違和感を感じます。

 

皆大事だと思っているけど、磨くのを怠っていると、
それこそ、解禁以降に無資格の人が参入してきたら淘汰されます。

知識は詰め込めば、詰め込めるものです。
教養の高さは差別化要素になりえるけど、浅い知識だけだと大した参入障壁になりません。

 

解禁まであと3カ月。
この短期間でどうこうできるものではありませんが、
中長期的に、どうすればコミュニケーション能力は身につけられるのか、
考えていきたいと思います。

 

自分のことを振り返ってみても中学生の頃は鼻くそ程度のコミュニケーション力でした。

「切り出せない、広げられない、つまらない。」

高校生になっても、「あなたはいつも自分のことばっか喋る」と親に注意され続けました。

最低です。
そんな自分のことを振り返ってみてもヒントが転がっているのかもと思ったり。

 

河野有(@yukono1017)の次回のブログ更新も楽しみです。

次回より、コミュニケーション力向上のために私が取り組んでいることや、私がお会いしてきた多くのガイドさんがやっている方法をお伝えしていきます!!

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