「休業」という苦しいけど未来につながると考えての選択

奮闘記
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会社のホームページにも更新したが、5月は会社の大部分を休業させることにした

背景等は、会社のサイトに載せた通りだが、だいぶ悩んだ
悩んだ結果、ベターな選択をしたつもりでいる

ノットワールドは5月部分的に休業します
新型コロナウィルスによる影響を鑑み、5月の間、ノットワールドは大部分のスタッフを休業といたします。 6月以降は、状況を見て、検討していきます。 休業に至った背景 コロナウィルスの影響が、顕著になってきたのは2月中旬からで

この「休業」といった決断が、未来に繋がっていけば良いと思う

従業員の雇用を維持するという社会的責任

この2020年4月は、2015年1月にツアーを始めて以来初めて、ゲストが0となった
来月も、既にゲストに先にコンタクトを取った結果、全キャンセルで0の見込みだ
再来月もこのまま行くとそんな感じだろう

正直瀕死の状態だ

3−5月で7000名程度のゲストを見込んでいた
蓋を開ければ、3月前半に来た100名ちょっと…

「大変ですね」と言われ、そうですね、とか答えてる場合じゃないけど、
大変なのはみんな一緒だ。自分たちだけじゃない

なんとかやっていかないといけない
会社員を辞めて、自分で選んだこの道だ

売上を伸ばしつつ、コストを抑えるのは、利益を出す基本だが、
メンバーの雇用を維持していくことは、企業の社会的責任だ

自分たちを信じて、ノットワールドを信じて、人生の選択をしてくれたメンバーを、
会社が存続する限りにおいては守っていきたい

少しでも存続する確率を上げるために、
売上につながらない仕事は止め、休業することで、
人件費の一部を雇用調整助成金としてもらうという選択をすることにした

そして、その期間に売上に繋がる仕事を創るという時間できたと考えている

コロナ後の観光は大きく変わるかもしれない
それを考える上でも貴重な時間だ

これを未来につなげる

自分の将来の姿を思い描く時間

休業中、メンバーは自由な時間ができる
日々の業務に追われているとなかなか取れない時間だ

ぜひ有意義に時間を使って欲しいと思う

楽観的なシナリオは、復帰して通常業務に戻っていくことだが、
悲観的なシナリオは、会社が倒産し職を失うことだ

いずれにせよ、休業明けからは不安定な日々が待っているだろう

その時に自分の道しるべとなるのは、自分の将来像だ

はっきりした将来像を描け、充実した時間を過ごせれば、
きっと失職することへの怖れもなくなる

なんで観光に携わりたいのか、
観光の中で何がやりたいのか、
そのために必要なスキルは何なのか、
自分と向き合って考えることが、次の原動力に繋がる

考えた結果別のことに行き着くのであればそれもしょうがないかなと思う

動機を確認した上で、スキルを各自各自が磨かないと、
これからの荒海は乗り越えていけない

「会社に引っ張ってもらおう」ではなく、
「会社を使ってなんかしてやろう」という意識が必要だ

個人がパワーアップすると、さらにチームとしての凄みもます

そういう期間になることを期待している

自分たち自身も向き合っていかないといけない

国や政治に関心を持つ機会

今回活用する雇用調整助成金については、「全額でない」とか、
「日額8330円までしか出ない」とか、不満の声があるらしい

「国はなんもしてくれないという声もあると思いますが、どう思いますか?」
先日、とある人から聞かれた

企業で働いている時は、いくら税金を納めているかも意識していなかった
多分会社に対して支援しても、従業員は支援されていないと感じてしまうだろう

自身の感覚としては、結構いろいろしてくれてると思う
確かに8330円しか出ないのだけど、8330円頂けるだけでもありがたい
8330円稼ぐのがどれだけ大変なことか

無担保無利子無保証で、1ヶ月以内に融資も受けることができた
融資は融資なんだけど、無保証の融資って、会社が潰れれば返済義務を個人は負わない
見方を変えれば、結構なバラマキを国は決断してるってことなんだと思う

いや、もっと貰えるなら貰いたいよ。
その方が企業を存続して雇用を維持することができるし

ただ、国のお金は税金であって、
次の世代に負担を転嫁しているだけという認識は持っておく必要がある

(その点、マネックスの松本大さんのコロナ債のアイディアには新しい可能性を感じた)

「自分だけよければいいのか」
「それが国のため、社会のため、将来のためなのか」という問いとは向き合いたい

企業として出来る限りの努力をしなくてはいけない

「あいつがもらってるのに、なんで自分はもらえないのか?」と不満を言う人は多い

そんなに恵んでもらいたいのか。乞食になりたくなくても国のお金なら受け取るのか
完全な平等なんて不可能なことを理解するべきだ
自分が得になるようばらまいてもらう活動に精を出してしまう。それは違和感がある。

そこらへんの政治家はお金をばらまきたがる
だってその方が次の選挙の当選確率が上がるんだもの。仕事した感もあるだろう
でもそれは20年後、30年後の日本のためじゃないかもしれない

もちろん全てを否定するわけではなく状況を見える化するロビー活動は必要だ
結果、声を上げやすい企業・団体への支援が多くて、個人への支援は薄いという印象はある
今後、働き方の柔軟性が増す中で、個人をどう守るかは今後の課題として今回見えたことだと感じる

国に「補償が遅い」「アベノマスクなんていらない」と文句を言う人も多い
気持ちもわかる。利権も見え隠れするし。いらないものはいらないし。

観光系でいうと、希望割とか、お客様を「バカ」にしちゃうから、
同じ財源なら、クーポンじゃなくて事業者に直接撒いて欲しいとか要望もある

ただ、みんな先が見えない中で、少ない情報を元に決断を下している
どんな決断であれ、リスペクトを持って接したい
だって、その政治家選んでるのは、自分たち一人一人だから

今回のことを通じて、政治に関心を持つ人が増えるといいなぁ

それと同時に、短期的な利益にとらわれすぎず、
中長期目線でビジョンを語れる「誇り」を持った個人・企業・政治家が増えることを期待しています

今回の選択が正しいかなんてわからない
企業を存続させて、「正しかったね」と振り返られるかどうか

頑張ります

P.S.
本日夕方のテレビにちょこっと放映されました
雇用調整助成金の申請関連で。

「限度額あるし、手続き煩雑だし大変ですよね?」的に来たけど、
「いや、簡素化して頂いたし、頂けるだけありがたい」的話をした

まだ見れてないけど、どう編集されたんだろう

「いや、もう大変なんですよ!限度額なんてなくしてほしいです!」って言った方が、
短期的にはメンバーを守れていいのかもしれないなぁなんて思いながら、
赤字を背負っても何とかしてやるぜ、日本を変えるんだ、世界を支えるんだっていう
想いを共感できるメンバーと一緒に事業を盛り上げていった方が、
人生は絶対楽しいと信じてる

そういう人と働きたいし、そういう人と働いてるって思ってる

あ、何かあれば仕事ください。絶対価値出すんで。

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