今日から、新しい期のスタートです。トラベル事業部と着物事業部は、エクスペリエンス事業本部という一つ傘の下、新しいスタートを切ります。これまでの延長線ではなく、これまでよりどうすればよくすることができるかを、このタイミングに是非考えていければと思っています。
昨年度、目標を達成できず悔しい想いもある一方で、未来日本酒店、TRAPOLが仲間入りし、羅針盤として提供できるサービスの幅は広がりました。
2026年11月期、会社としても飛躍の一年にしていきたいですし、それぞれが成長を実感できる1年にしていきましょう。
なぜ「旅の目的地を創出する」を掲げるか
羅針盤は「日本の魅力で、世界を豊かに」をミッションに、「旅の目的地を創出し、日本の観光をリードする」をビジョンに掲げています。
最近、よくニュースで「観光公害」「オーバーツーリズム」を耳にするようになってきました。「地元の人がバスに乗れない」「マナーを守れないゲストがいる」様々な課題が指摘されていますが、日本が既にキャパオーバーなのか、と言うとそういうわけでもありません。
観光庁が宿泊統計を出しています。
上位3都道府で約3分の1を占め、上位10都道府県で6割を占めるという寡占が進んでいる状況です。
「観光公害=インバウンド」的な取り扱われ方をすることもありますが、インバウンド比率は全体の25%程度です。

東京・京都・大阪は5割近くに及びますが、10%に満たない県も沢山あります。
国がなぜインバウンドに力を入れてきたかというと、人口が減少傾向にある中で、日本人の消費減を外国人観光客がカバーすることを期待してのことです。
観光には大きな可能性があります。
ただ、一方で、人が来ているところでみんなが商売をはじめると、一極集中はより加速していくことになります。そして、様々な弊害も生じます。
観光の力を活かしながら、持続可能な観光を実現するためには、「観光地で仕事をする」のではなく、「僕たち羅針盤が関わるエリアが、旅の目的地になっていく」ことが大事だと考えています。
「旅の目的地を創出する」ために出来ることを考えよう
今は、東京・京都・大阪・金沢・川越・北海道、、、と「観光地」での事業が中心となっています。今すぐに、どこかの地域で事業を始めようと思っても、結構なハードルがあることも事実です。
でも、観光地で事業を推進する中でも「旅の目的地」を創出していくことはできます。
「人が多く来ているから一定のゲストに選んでもらえる」のではなく、「Japan Wonder Travelのツアーだから参加したい」「Compass stayの物件に是非泊まりたい」「Wargoで着物借りて観光を楽しみたい」といった形で感じて貰い、ゲストのエンゲージメントを高めていく。
それは、コンテンツの磨き上げなのかもしれませんし、映えが凄いとかかもしれませんし、マーケティングの力かもしれません。そのように、ゲストをエンゲージメントできるようになった先に、僕たちが別のエリアで事業展開することになっても、「羅針盤が手掛けるエリアなら面白そう」という認知を取っていき、実際に旅行者の行動に影響を与えることができるようになると考えています。
将来を見据えつつ、まずは今のエリアで、さらにゲストから選んでもらえる存在になるためにできること、この機会に考えてみて貰えればと思います。
さぁ、最高の1年に、皆でしていきましょう。


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