おはようございます。
株式会社羅針盤代表の佐々木文人です。
3年前にコロナ禍が去って、盛り上がってきたところに、中国問題に加えて、中東の情勢も不安定となり、早く平穏な日常が戻ってこないものかと思っている今日この頃です。
東京以西は葉桜が増えてきて、桜のピークも少しは落ち着く頃でしょうか。
皆様の観光・インバウンド領域での事業のヒントや弊社との協業のきっかけになればと思い、月1回、「羅針盤航海月誌」と称して業界・弊社情報をお送りさせていただいております。
出来る限り有意義な情報をお届けしていきます!お時間ある時に是非お目通しください。
何かございましたら、お気軽に担当者あるいはHPよりご連絡いただけると嬉しいです。
https://compasscorp.jp/contact/
1.2026年3月の訪日外客数公表!3月361万人で同月過去最高!
昨日、日本政府観光局から2026年3月の訪日外客数が発表されました。3月は3,618,900人となり、前年同月比では+3.5%でした。先月に引き続き、このような状況で前年同月比プラスを維持できたことに日本人気の底堅さを感じました。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数報道発表資料」
中国問題に加え、中東情勢でどうなるか、というのが気になった統計ですが、まさにその2エリアだけが前月割れしたという結果でした。
中国:661千人→291千人(-55.9%)
中東地域:24千人→16千人(-30.6%)
2月は前月比マイナスだったマレーシアは+44.2%、ベトナムは+43.5%と大きく伸びていました。
マレーシアは断食休暇の影響、ベトナムは航空便の増加の影響ということで、個別の背景はそれぞれ理由が異なり面白いポイントです。
是非詳細は、JNTOの報道発表資料をご覧ください。
https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20260415_1615-1.pdf
なお、アウトバウンド(出国日本人数)の数字を見ると、3月は1,519千人で、昨年比では+6.7%でした。2月は前年同月比マイナスだったので、2月に行かなかった人が3月に流れたのでしょうか。
情勢不安に加えて、出国税の値上げ、燃油サーチャージも値上げ、日本人のアウトバウンドにはそれなりの影響がありそうです。
個人的には久しぶりにまた飛び出たいところです。
旅、しましょう!
2.最近1か月のインバウンド動向「観光立国推進基本計画の発表/ローカルガイド事業成果公表/姫路城二重価格 他」
自身のXを振り返って、最近1カ月の観光・インバウンド系ニュースのピックアップです。
■観光立国推進基本計画
平成19年1月に施行された観光立国推進基本法の規定に基づき、観光立国の実現に関する基本的な計画として新たな「観光立国推進基本計画」が閣議決定されました(令和8年3月27日閣議決定)
凄い昔に発表されたような気になっていましたが、この1か月の一番のトピックは第5次の観光立国推進基本計画の発表です。
いわば観光の中期経営計画のようなものです。国がどこに向かうのかを知っておくことは事業者にとって大事ですし、官民一体となって取り組むことが目標達成には不可欠だと感じています。
是非、読んでください!って言いながら、結構な分量(90ページ!)もあるので、僕たち含め事業者の理解促進のため、観光庁の方に登壇いただくウェビナーを開催することになりました。詳細は、「羅針盤からのお知らせ」パートにて!
■「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成事業」の成果を公表します!
令和7年度の「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成事業」では10地域を選定し、実証事業を行いました。
本事業の成果報告会及び持続的なローカルガイドの確保に向けた事例集ならびに実態調査結果を公表いたしますので、観光関係者の皆様をはじめ、ローカルガイド人材の確保・育成にご関心のある皆様に参考にしていただければ幸いです。
実証事業者としても、委員としても携わらせていただいたローカルガイド事業の事例集と報告書が公表されました。
事務局においても、前半、どうなるかな、と少し不安になった部分もあったのですが(すみません!)、凄い勢いで状況をキャッチアップいただき、事業を円滑に進行頂きました。
最後はとても素敵に各事業の要素を抽出してまとめていただき、全国に対し、示唆あるアウトプットになっていると思うので、ガイド育成に興味ある方は事例集をご覧ください。
■姫路城「二重価格」1カ月、収入2倍に 入城者数は17%減
兵庫県姫路市の清元秀泰市長は7日の定例記者会見で、姫路城の入城料を市民と市民以外で分ける「二重価格」を3月に導入した影響について「入城者の減少は想定内だ」と述べた。収入は倍増したとして「石垣などの安全対策に力を入れたい」と訴えた。
観光関係者がSNSで結構シェアしてたので関心の高さが伺えた報道でした。来場者の抑制、財源の確保、地域への還元、色々な可能性を感じさせる取り組みだなと感じており、今後他の地域・施設にも波及していきそうです。
■フランス/SNS キャンペーン参加団体募集!(締切:4/24)
日本政府観光局(JNTO)パリ事務所では、ビジット・ジャパン(VJ)事業の一環として、SNSを通じた訪日旅行に関係する情報発信を行っております。つきましては、地域の皆様と連携した情報発信を行うキャンペーンを実施いたしますので、概要および申込書等をご覧いただき、ぜひ積極的なご参加を検討くださいますようお願い申し上げます。
https://www.jnto.go.jp/news/nf20260410_1.pdf
一定のキュレーションはもちろんしないとファン(フォロワー)が離れちゃうからダメだけど、素材を収集するという意味でも、様々な日本の魅力を発信するという意味でも、期間限定ではなく、他言語も含めて通年でこうした取り組みすればいいのにって思いました。春と秋でテーマが異なってて、ファンをエンゲージメントし続けられるか、とかはSNS運用者の腕にはなってきそうです。
■山陰・せとうち地方でAdventureWEEK2026を開催します!
日本政府観光局(JNTO)は、世界最大のアドベンチャートラベル(AT)業界団体「Adventure Travel Trade Association(ATTA)※」と連携し、2026年秋頃に、山陰・せとうち地方にて「AdventureWEEK」を開催することを決定しました。

昨年東北で開催されたAdventureWeekが今年は山陰・せとうち地方にて開催!ちょうど先月下旬に松江を訪問した際に、銀行の会長の観光にかける熱い想いに触れたこともあり、今後の展開が楽しみです!
■主要旅行業者の旅行取扱状況速報(2026年(令和8年)2月分)
海外旅行と外国人旅行は前年同月比プラスでしたが、国内旅行はマイナスという2月。
2月の出国日本人数は前年割れだった中、海外旅行が+7%だったということは、単価はあがっているということでもあり、旅行できる人と出来ない人の格差の拡大とみることもできそうです。
それにしても、昔から気になっているけど、大手外資系旅行会社の日本オフィスの数字を今後のインバウンドの施策に活かす上でも把握すればいいのに、と思うのですが、それが出来ない障壁がどこかにあるということなのでしょうか。
■令和7年度 観光ガイド団体調査結果について

公益社団法人日本観光振興協会による観光ガイド団体調査結果の報告書。団体数もガイド数も減っているという調査なのだけど、調査の中の全国通訳案内士は405名ということもあり、インバウンド対応しているガイドを捕捉できていない調査になっている。一方、通訳案内士に対する調査等を見ても、そちらも活動実態の把握が難しい中で、日本の全ガイドの状況把握はなかなかな難題。
観光立国推進基本計画を読みながら、昨年参加させていただいた交通政策審議会観光分科会を思い出し、こうした政策に提言していける母体って大事なんだろうなと思う今日この頃です。
3.羅針盤からのお知らせ「観光立国推進基本計画(第5次)を読み解く/Taibnaka Summit2026 等」
こちらのコーナーでは羅針盤からこの1か月のプレスリリース等を共有させていただいております。
羅針盤が関わっている動向を一部ご紹介させてください。
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▼ウェビナー「観光立国推進基本計画(第5次)を読み解く-観光庁が描く2030年」開催決定!
上述の通り、観光立国推進基本計画が発表されました。
観光推進基本計画を一人で読むのはなかなかな分量でもありますし、行間にこそ大事なメッセージが埋もれているのでは、とも感じています。そこで、まさに観光庁の観光戦略課で観光立国推進基本計画の策定に関わった安達様をお招きして、「観光立国推進基本計画(第5次)を読み解く」と題したウェビナーを開催します!
・日時:2026年4月28日(火) 14:00-15:00@オンライン
・参加費:無料
〇詳細・登録はこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/2017762969145/WN_KJkVfCKtQNqDvyMzn0ls-g

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▼Tabinaka Summit開催まで2カ月を切りました!
去年、大盛況だったTabinaka Summit、羅針盤も事務局の一員として加わっていますが、今年は6月12日(金)に開催します!
この1か月で、8割がたのセッションを公開しました!
〇詳細・お申込みはこちら
https://tabinaka-summit.com/
今年は「もっともっと稼ぐには?」というテーマで、去年に引き続き日本全国の実践者に集まっていただき、開催します。ネットワークと知見の共有を進めることで、日本の観光を盛り上げていきます!
登壇者・参加者の垣根なく、お互いに刺激を与えられる場に出来るよう有志で企画を詰めています。有料のイベントですが、おすすめは圧倒的に熱量の高い現地参加です!(参加費お得な早割は先着100名!)
現地でお会いできること楽しみにしています。

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▼【2026年夏新登場】浴衣より上品でワンランク上の夏の装いに!きものレンタルwargoが「夏着物プラン」を2026年3月24日(火)より予約受付開始。
全国に8店舗を運営するきものレンタルwargo(https://kyotokimonorental.com/)は、夏でも着物レンタルを楽しみたいというニーズの高まりを受け、浴衣とはひと味違うワンランク上の「夏着物プラン」を2026年3月24日(火)よりWEB予約受付開始し、2026年5月15日(金)より店頭にて提供を開始します。

今年は一足早く夏に向けて浴衣より上品な装い「夏着物プラン」の予約受付を開始しました。
酷暑が心配ですが、涼しい夏の楽しみを提供できればと思っています。
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▼民泊運営お役立ち情報続々更新
東京で民泊を成功させる2つのポイント!運営と清掃の効率化を解説
https://www.compassstay.jp/blog/tokyo_minpaku_kouritsu
今後の予測から見る!北海道・札幌の民泊運営を成功させるポイントhttps://www.compassstay.jp/blog/sapporo_minpaku_point
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▼Wantedlyページに羅針盤グループ TRAPOL社員インタビュー公開!
日本各地に足を運んでいるので、お会いしたらよろしくお願いします!
地域の「本質的な価値」に向き合い、未完成の組織を共に創るhttps://www.wantedly.com/companies/company_4390516/post_articles/1053526
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4.おわりに
先月、報告させていただいた通り、キャブステーション・アウテックがグループにジョインしてくれてから早1.5か月が経ちました。より事業理解が深まっている日々ですが、おわりにキャブステーションが展開しているサービスを1つ紹介させてください。
キャブステーションでは、グッドラーニング!というeラーニング型の安全教育プログラムの提供を行っています。
https://promote.good-learning.jp/
トラック・バス・タクシー事業者にとって、安心安全は言うまでもなく最優先事項なのですが、研修教材をアップデートすることや、集合して研修する時間をつくるのはなかなか調整が大変でもあります。
そこで、いつでも、どこでも、効果的に学べる安全教育に特化したeラーニングシステムをキャブステーションは提供しているわけです。
「観光の事業の中で安全運転教育?」と思われる方もいるかもしれませんが、個人的にはここにも一つの縁を感じています。
一昨年3月の道路運送法のガイドライン改正を受けて、ドライバーガイドの可能性を模索してきたものの昨年もなかなか前に進められないまま2年が経ちました。当初は一般社団法人が認定した資格でも問題ないという意見もあり、一般社団法人ガイモリの設立等も行いましたが、現状、やはり通訳案内士資格等があったほうが無難だなという理解に落ち着いています。
それと同時に、資格だけ持ってればよいのか、というと、導入するからには安心安全への対策も行う必要があると感じていたところに、このサービスと巡り合いました。
地域通訳案内士導入地域で、ドライバーガイドの運用に興味あるエリアがあれば、これと組合わせていけば、いい形で前に進めるのでは、とも感じています。こればかりは巡りあわせなので、いつ実現できるかの見通しは立っていませんが、思いがけないところで足りなかったピースがはまることもあるんだなと感じております。
可能性を追い求めていれば、いつかは実現できる。
次の1ヵ月も僕自身精進していきたいと思います!
P.S.
グッドラーニング!、結構質の高いコンテンツです。緑ナンバーを保有している事業者だけでなく、業務で社有車を使っている会社にとっても有用なコンテンツだと感じています。
是非社内の安全運転教育に課題感を持っている方がいらっしゃいましたらお気軽にお声がけください!
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本日も読んでいただきありがとうございました!
旅の目的地を創る。一歩ずつ前へ。
佐々木文人
株式会社羅針盤 代表取締役
X(旧Twitter)アカウントはこちら→@sasakifumito
▼過去の航海月誌はこちらから
https://2310.bunj.in/category/business/compass-report/

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