おはようございます。
株式会社羅針盤代表の佐々木文人です。
昨年よりさらに暑い日が続いていますが、さらにアツい想いで乗り越えていきたいと思います。
(と言いながらも、一昨日、太陽の下に1-2時間さらされていただけで、日焼けでヒリヒリになり、気をつけねば、と痛感しています。)
さて、株式会社羅針盤では、宿泊管理事業、トラベル事業、着物レンタル事業、地域プロデュース事業とインバウンド領域において多岐にわたる事業を展開しております。
7月1日からは大阪を拠点に全国で活動しているTRAPOLも羅針盤グループにジョインしました!
皆様のインバウンド領域での事業のヒントや弊社との協業のきっかけになればと思い、月1回程度の情報共有を「羅針盤航海月誌」と称してお送りさせていただければと思います。
1.2025年6月の訪日外客数公表!訪日外客数は337万人で6月過去最高!香港はー33.4%
2025年6月の訪日外客数が発表されました。
全体として6月の訪日外客数は3,377千人で、昨年を7.6%上回り、同月過去最高を更新しました!
そして、上期で21,518千人となり、今年の4,000万人達成が現実味を増してまいりました。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数報道発表資料」
https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20250716_1615-1.pdf
トレンドを見ると通常6月は5月と同等かそれ以上でしたが今年は落ち込んでいるのが見て取れます。
個人的には、前回触れた7月の自然災害の影響がどうなるのかが一番興味があるところでした。結果をみると、香港が前年比-33.4%ということで大きく落ち込みました。
他にも、タイ、フィリピン、豪州が前年を割りました。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数報道発表資料」
https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20250716_1615-1.pdf
香港で噂が広まったので、同じ言語の台湾にも影響があるのでは、と思ってましたが、台湾は+1.8%で微増しました。
タイ・フィリピン・豪州が割った理由が何なのか、タイは以前あった景気の後退を引きずっているのかなともう部分もありながら、筋のいい仮説が思い浮かびませんが、今後の状況も注視していきたいと思います。
事業をやっている肌感としては、7月6日以降に特に宿泊管理事業において予約の潮目が変わりました。
香港はもちろんのこと、少なからず他の国々の旅行者も噂を配慮して旅行を躊躇していた面はありそうです。
なお、継続して追っているアウトバウンド(出国日本人数)の数字を見ると、6月は1,054千人でした。昨年比では+13.3%でした。
後述するように観光庁でも一部組織の改編があったようですが、アウトバウンドを戻すには、観光庁が頑張るというより、海外の観光局に日本に力をもっと注いでもらうよう働きかけていく必要がありそうです。
もっと僕たち自身が旅しましょう!
2.最近1か月のインバウンド動向「宮古市で地域通訳案内士が誕生!/観光庁の人事異動・組織変更」
最近1カ月のインバウンド動向をピックアップする際に、自分のXの発信を1か月分振り返るのですが、最近の中では大きなトピックのない1ヵ月でした。
■観光庁に「参事官(旅行振興)」を新設! ~国内・海外旅行の促進や観光人材の確保・育成に取り組みます~
日本人による国内旅行の消費額は2024 年に過去最高の25 兆円となり、観光立国推進基本計画における国内旅行消費額の2025 年目標(22 兆円)を達成しました。今後、更なる国内旅行の活性化に向け、日本人の国内旅行需要を高めていくことが重要です。
一方で、日本人による海外旅行者(アウトバウンド)数は2024 年に1300 万人となり、同計画における2025 年目標(コロナ前の2019 年水準超え:2000 万人)を達成できていません。今後、好調な訪日外国人旅行者(インバウンド)との相乗効果を生み出し、アウトバウンド需要を喚起していく必要があります。
旅をする人材が、インバウンドの担い手になるので大事なことだとは思います。今後の動きに期待です。
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■観光庁の人事異動・組織変更
7月は官公庁の異動のタイミングです。
毎年恒例になってきているのでそこまでの驚きもないのですが、観光庁の人事を見ると思った以上に主要ポストの多くの方が異動されました。
元観光庁経験者が戻ってこられるケースもあるのは良いことだと思いますが、腰を据えて取り組むには、観光庁でのキャリア採用が進む方が良いと思いますし、1年・2年で異動ではなく、せめて3-4年はいたほうが良いのでは、と素人ながらに感じてしまいます。
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■岩手県の宮古市で「地域通訳案内士」が誕生します!
この度、観光庁は岩手県宮古市の地域通訳案内士育成等計画に同意しました。これにより、宮古市で通訳案内を行う「宮古市地域通訳案内士」が誕生します。宮古市を含む「みちのく潮風トレイル」の認知度の高まりや、三陸ジオパークが世界ジオパーク登録を目指していること等を踏まえ、地域通訳案内士制度を活用するものです。
地域通訳案内士の活用は、各地域でもっと考えても良いと思ってます。
ただ、普通なら先行地域のカリキュラムをベンチマークにするのは良い方法だと思うのですが、いまいちだと感じるカリキュラムも多いので、そこは一から考えても良いかもです。あとは、自治体の枠組みにとらわれないことは大事で、ゲスト目線で設計できるとよい制度が作れるのでは、と感じています。
3.羅針盤からのお知らせ:TRAPOLが羅針盤グループへ/訪日ラボと共同セミナーの開催 等
こちらのコーナーでは羅針盤からこの1か月のプレスリリース等を共有させていただいております。
羅針盤や弊社が関わっている動向を一部ご紹介させてください。
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▼関西電力グループのTRAPOL合同会社、羅針盤グループへ
先月も共有させていただきましたが、関西電力の社内起業としてたちあがったTRAPOL合同会社が7月1日より羅針盤グループになりました!
類似の事業を展開していた地域プロデュース事業部を始め、宿泊管理事業、着物レンタル事業、トラベル事業、各事業と連携の方向を模索しています。
インバウンドのみならず、交流人口・関係人口の拡大も含めて、日本各地を盛り上げていきます!
今後の展開にもご期待ください。
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▼花火やお祭りなど、浴衣レンタルで人気の夜利用でプロのカメラマン撮影を楽しめる撮影プランをきものレンタルwargoとAMI PHOTOとの協業により実現。7月15日サービス提供開始
全国に8店舗運営する「きものレンタル wargo」と株式会社aMiが運営する撮影マッチングサービス「AMI PHOTO」との協業により、浴衣レンタルと夜間撮影同行サービスがご利用いただける「浴衣レンタル&夜間撮影プラン」を2025年7月15日(火)より販売を開始します。
夏の花火大会やお祭り、屋形船、夜の観光イベントでの浴衣姿を思い出に残したいお客様に向けて開発した新しい撮影サービスです。
プロカメラマンによる夜間撮影は、携帯では撮影できない高画質・高品質な写真撮影となり、浴衣レンタルは翌日までレンタル商品が返却延長できる「ナイトパック浴衣プラン」をご用意し、夜まで時間を気にせずお楽しみいただけます。
花火大会やお祭り、夜デートなど友達やカップルでの利用はもちろん、屋形船や浴衣で会社イベントなどグループ利用も幅広く対応しています。

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▼訪日ラボとセミナー「育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは」の開催【7月23日(水)】
本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。


ご都合つけば是非ご参加ください!
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▼ミダス財団 初のインパクトレポートをリリース
公益財団法人ミダス財団(所在地:東京都港区、代表:吉村英毅、以下「ミダス財団」)は、2025年7月、当財団初となるインパクトレポート、「公益財団法人 ミダス財団 IMPACT REPORT 2025」を発行いたしましたことをお知らせいたします。


最後は羅針盤のニュースではないのですが、羅針盤も活動を支援しているミダス財団の活動を紹介させてください。
羅針盤として、ビジネスとしての成長の過程で観光を通じて「日本の魅力で、世界を豊かに」を目指すだけでなく、こうした活動を通じても、社会や環境に与えたポジティブな影響(インパクト)を与えていきたいと考えています。
本レポートは、ミダス財団の活動を定量的に測定・評価し、その結果を示す報告書です。ミダス財団 初となるインパクトレポートは、寄付者への説明責任だけでなく、広くミダス財団の取り組みを理解していただける内容になってます。
吉村代表理事と渋澤健氏の対談等もありますので、是非ご覧ください。
4.おわりに:Tabinaka Summitで印象的だった一コマ
先月6月30日にはTabinaka Summit2025を開催しました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました!
会場参加申込 254名
オンライン申込 652名
登壇者 34名
協賛企業 8社
ボランティアスタッフ 20名超
最終的には、多くの方に参加いただけて良い場になったと感じています。
この暑さにも負けないアツい方々が集まっていたので、特に、現場での熱量は高かった!
Tabinaka Summitでは、留学から一時帰国中の高校生が手伝ってくれたり、New Yorkから日本語わからないのに来日して参加してくれたり、今後のタビナカの活性化に繋がる印象的なシーンが色々あったのですが、その中の一つを紹介させてください。
最近、観光庁や文化庁等様々な事業の専門家・伴走者・コーチを引き受けさせていただいています。
制度自体は良いものの、最終的には「マッチング・適材適所」が大事だと感じています。
事務局から、派遣依頼がきても、正直判断がつかないことも多くあります。
「形式的に話を聞きたいだけなら、時間割きたくないなぁ」(←心の声)
最近業務の取捨選択を進める中で、お声がけいただいたことは光栄でありがたいながらも、お断りすることも増えてきています。
そうした中で、新幹線でわざわざTabinaka Summitに駆けつけてくれた方が、「単年じゃなく、複数年でしっかり取り組みたいので、是非事業に関わって欲しい」というような話を直接しに来てくれました。
地域を盛り上げていくためには、その土地で活躍する「人」の「アツい想い」がとても大事です。
想いが行動となり、周りの人を巻き込むことでどんどん化学反応が起こっていきます。時間を割く際に、僕が大事にしているのは、地域の方の想いの強さです。
予算があるからやる、事務局がいるなら事務局に任せる、ではなく、自分たちの描きたい未来に向かって自分から動いていることの熱を感じられた一コマでした。
そもそも「有料のイベントに参加する」という行動に移っている時点で、「想い」を持った方々の集まりでしたし、そんな出逢いが各所で生まれたイベントだったように思います。
来年も実施したいと思っているので、是非興味を持っていただいた方は、早い段階でお申込みいただけると嬉しいです。
(協賛いただいた方々にも貴重な場を提供できたと思っており、協賛希望の企業もお待ちしております。)
「想い」と「行動」
僕自身もっともっと出来ることがあると感じたので、日々精進します。
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本日も読んでいただきありがとうございました!
旅の目的地を創る。一歩ずつ前へ。
佐々木文人
株式会社羅針盤 代表取締役
X(旧Twitter)アカウントはこちら→@sasakifumito
▼過去の航海月誌はこちらから
https://2310.bunj.in/category/business/compass-report/


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