独立して変わった講演を聴講するときの心構え

ビジネススキル・効率化TIPS

「では、誰か質問ある人いますか?」

親切なセミナーや講演だと、最後の質疑応答の時間が設けられています。
そうなると必ずやってくる、この質問の時間。

誰かが質問してくれれば、空気が流れていきますが、誰も手があがらない時のあの何とも気まずい空気感。司会も、誰かをいないか探そうとするものの、そうすればするほど、参加者の視線は目を合わせないように、下に落ちる・・・

そんな場に居合わせた人もいるのではないでしょうか。

自分自身、昔は「誰か質問してくれないかなぁ・・・」と目を伏せていた側でしたが、独立してから大分考え方が変わって、今は「なるべく質問しよう」と思ってます。
(変わるのが遅い・・・!)

「いい話聴けたな」「名刺交換できた!」の持つ価値とは!?

そもそも、「なんで講演に行くのか!?」という論点があります。

「その人の話を聞いてみたいから」「業務に活きるかもしれないから」「勉強したいから」「行けって上司に言われたから」等々、色んな理由があります。

サラリーマン時代であれば、会社が参加費・人件費含めたコスト負担してくれるし、何なら自分の興味ある話を聞きに行くだけで給料が発生するなんてそんな嬉しい話はありません。そして、アウトプットに反映してもしなくても、マイナス評価をされることは、まずない。自分を振り返っても、その場で、「なんか価値に繋げなければ」というモチベーションは薄く、自己研鑽に近い「業務のための勉強」「出席することが業務」というスタンスで臨んでたこともありました。でも、いい話であっても、本読めばいいし、その人の講演をYouTubeで2倍速で見れば事足りることも多いし、単なる講演なんて意志がないと数日で内容を忘れてしまいます。

「あれ、あの時、参加した意味ってなんだったんだっけ?」

ふと疑問に感じることがありました。

そして、セミナーや講演会で必ず見かける、名刺交換の行列。

「また連絡させてください!」

連絡先は確かに手にするのですが、余程のインパクトか縁がないと次には繋がりません。
ほんと向こうからすれば、大勢の中の1人に過ぎず、存在感全くないですし、これは逆に講演するようになって、強く感じるようになった点でもあります。

「いい話聴けたな」「名刺交換できた!」には、ほとんど価値がない。

そのスタンスなら、モチベーションの向上には繋がるのかもですが、時間の無駄にもなりかねません。

価値を最大化するためには能動的に講演に参加する

では、どう、講演の時間を活用するか。
言ってしまえば、講演会で一番有意義な時間を過ごすには「スピーカーになること」です。

スピーカーになれば、まず多くの人に認識してもらえますし、こちらの主張を向こうが積極的に聴いてくれます。そして、名刺交換にしても向こうが認識したうえで来てくれる機会が増えるので、一気に距離が近づくし、その中で接点がありそうな人と関係を強化していく事も出来ます。話を構築する段階で知識の整理も出来ますし、新しい学びもあったりします。

とはいえ、スピーカーになるには、実績も必要ですし、皆が聞く価値を感じてもらえる得意なテーマも求められるので、最初はなかなか登壇機会が得られません。
(ここは、自分で講演を企画しちゃう、というのも一つですし、一度登壇するとそれ見て依頼が来たりするので、有効な打ち手ですが、一旦置いておきます)

スピーカーになれない中で、講演で爪痕を残す方法、それは、「質問者になる」という事です。

元の「なんで講演に行くのか!?」に戻りますが、「勉強のため」「名刺交換のため」という目的設定の視座をあげると「仕事のアウトプットの精度を高めるため」「講演者やその他参加者との関係を事業に繋げていくため」となります。

独立してからは、せっかく行くんだから何か持って帰らなきゃという意識が強くなりました。

その目的を達成するためには、ただ講演を聴くのではなく、「必ず質疑応答の時間で最初に質問をする」と決めて聴くのが効果的です。

質問しよう、って思うと、「自分はもっと何が分かるといいのか」という問いを頭の中に置きながら話を聞くようになります。質問する前に講演の流れで触れられたりすると、意識しないとスルーしてたかもしれない内容も、自然と、仕事のアウトプットへの示唆に繋がります。また、「他の参加者にとって、何が有意義な質問だろう」という問いを立てると、第三者の視点を考えるというスキルも磨かれていきます。
「質問する」って決めるだけで、アクティブリスニングっていう横文字があったりもしますが、聴く姿勢が相当変わるのでお勧めです。

そして、もう一つおまけは「講演者やその他参加者との関係」です。

「質問したくない」って思ってる人ってそこそこいます。そして、講演している側の目線で行くと、質問がないと本当に伝わってるのか、役に立ったのかが分からない部分があったりもする&気まずい時間が流れて盛り下がるので、質問してくれる人の存在ってとても有難いんです。

なので、質問をする人って、皆にありがたやーって思われます。
(少なくとも自分が運営側やスピーカー側の時にはそう感じてます)

「○○の△△です。今日はありがとうございました!1つ質問があって・・・」っていうだけで、スピーカーだけじゃなく、参加者も含めて、「あぁあの人は○○会社の人なんだ!」って認識してくれます。

この一歩、頭抜けることが大事。特に1番手は印象に残ります。

スピーカーと、後で名刺交換するときにも「さっきの質疑応答はどうも」的な話も出来ますし、質問に関連して踏み込んだ話にも入っていきやすかったりします。また、他の参加者からも、名刺交換を求められるきっかけになったりも実際します。

「あてられたくない」「質問したくない」という背景には「良い質問しなきゃ」という思いがあったりしますが、変な質問しても、それはそれで誰も覚えていない(か、会場離れると忘れる)だけなので、マイナスはほとんどありません。
一方で、「いい質問」が出来た際には、参加者なのにその講演の価値をぐっと引き上げることが出来ます。報酬がなくても、価値を創造すれば、信頼が蓄積して、どこかでリターンに繋がります。これは、プラスしかないチャレンジだと思っています。

講演に参加することで得られるリターンが物凄く向上します。

自分は独立して意識が変わったのですが、会社で働いててもこの意識が変わると成果に確実に繋がるので、「最初に必ず質問する」はおすすめのTipsです。

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