ロジカルシンキングの弱点を考えてみた。

前回の投稿を受けつつ、
ロジカルシンキングが抱える
弱点・限界・問題点を考えて見ました。

「それも一つの考え方かもしれないけど・・・」
「良さそうに見えるんだけど、なんかね・・・」
「正しいんだけどね・・・」

そう感じるあたりには、
結局は完ぺきなロジックなんて存在しないという
こんな背景があるのかなと思っています。

ロジカルシンキングの弱点7個

・常識は時代によって違う/不確実性が存在する
ロジックを組み立てていくには、
常識の共通認識が必要ですが、

昨日の常識は今日の非常識
今日の常識は明日の非常識

そんなことが多々あります。

将来のことを今説明するには限界がありますし、
過去のことを今の常識で説明するのにも限界があります。

時代によって変わる。
不確実性が存在するということを認識しておく必要があります。

・常識は人によって違う
ロジックを組み立てる常識は時代による変化もありますが、
同じ時代でも人によって変わってきます。

文化や育つ環境が異なれば、
そこには異なる論理が存在します。

また、ロジカルシンキングを学んだことがある人とない人の間でも、
考え方は変わってきます。

「自分のロジックは完ぺきだ」と思ったところで、
「相手にとってそのロジックが完ぺきか」は別物だということを
理解しておく必要があります。

ある人は、「〇〇だから、Aより、Bがいい」と言うかもしれないけど、
他の人は、「〇〇だから、Bより、Aがいい」と言う。

そこにロジカルな正解はありません。

・ロジックを構成する材料が揃っていないこともある
材料が揃っていないケースの中に、更に2通りのパターンがあります。
一つは、全体像を見誤る場合、
もう一つは、単に構成する材料を集められない場合です。

前者は、
「これを言うためには、
あれも見ておかないと言えないよね」
ということに気付かないケースです。
自分では全体を捉えている気になっても、
人から見たら視野が狭いと思われるのはよくあることです。

「全体像を捉える」って
「客観的に考える」と同じくらい難しいことです。

後者は、
「これを言うためには、
こういう構成で説明できればいいな」
という枠組みを考えられても、
いざ材料を集めてみると集められない場合です。
そこを削ったり誤魔化してもそれっぽく見えるのは見えます。

・判断を遅らせる/滞らせる
上記の通り、
ロジックが十分に構築できない事があるため、
論理構築に拘りすぎると、
判断が遅れたり、
判断を下せなかったりしてしまいます。

ある程度の割り切りが必要です。

・逃げ道を塞いでしまう
「人を動かす」にも
「盗人にも五分の理を認める」という記述があります。
あまりに、論理的に詰めると、相手の逃げ道がなくなり、
感情的な壁が出来てしまうことがあります。

正しいとはわかってても、同意したくない、
と思われるリスクがあります。
人を動かす 新装版

・ユーモアに欠ける
「逃げ道を塞いでしまう」と似ているのですが、
ロジカルであれば、人は動くのか、というのも、
考えるべき問だと思います。

正しいだけでは、興味・関心が湧きません。

ロジカルであるだけでは、
時に面白さに欠けてしまうことも
認識する必要があると思います。

自戒の念も込めて。

・そもそもの問いが間違っている可能性もある
色々は言ってきたものの、
最も大事なことは、
答えている問が、本当に答えるべき問なのか、
ということだと思っています。

いくら問題に、ロジカルに正しい答えを出したとしても、
そもそもの問題が間違っていれば、その答えは誤りです。

相手を説得する必要がある場合、
自分の正しさばかりを説明したのでは、
相手は動いてくれないことが多々あります。

相手に動いてもらうためには、
相手のロジック・枠組みを理解しながら、
逃げ道も用意しながら、ユーモアも使う。

ロジカルシンキングを使うベースには、
その「答えるべき問」が正しいかを確認する必要があります。

ロジカルシンキングとの付き合い方とは?

思いつくままに、
ロジカルシンキングの弱点・限界・問題点をあげてみました。

結局のところ感じたのは、
「『完ぺきなロジックなんて存在しない』ことを知る」ということと、
「『考え方』と『伝え方』を分けるべきだ」ということです。

例えば、
論理に完ぺきなんてありえないんだから、
論理の完璧さを求めるより、
スピードを重視した方がいい、なんてことも多々あるわけです。

ただ、やみくもにスピード重視するのではなく、
ある程度割切る部分を把握しておくことは必要だと思います。

また、
ロジカルに考えたほうが、
より物事を整理することが出来ますが、
必ずしもロジカルに伝えられないこともありますし、
伝えない方が効果的なシーンもあります。

理性より感情に語りかけたほうがいいケース・・・

ありますよね。

周りを見渡しても、
そこをうまく使い分けている人を良く見かけます。

ロジカルシンキングは、
報告や説得、問題解決に有効だと思います。
ただ、その特性を理解したうえで、
活用していく必要があるんだなということを
あらためて感じました。

これからも日々研鑽していきたいと思います。

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日系損保、外資系コンサルティングファームを経て、2012年、結婚を機に夫婦で365日世界一周。その後、日本と世界をつないで楽しい世の中を創れないかと観光で起業。日々試行錯誤中。趣味は旅行と食べ歩き。世の中にちゃんと付加価値をうみだしていきたい。ワクワクする世界を創っていきましょう。

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