「1歳児の4月入園を逃すとだいぶ保育園大変なんだなぁ」ということに、やっと気付きました。
でも、可能性があるなら、そこにかけるしかない。
可能性を掴むべく、さらに資料を読み進めました。
各自治体によってルールも違うでしょうけど、まずは戦う土俵をよく知ることが先決です。
「基本指数」「調整指数」「優先順位」の3つで決まる
東京都中央区の場合、保育園入園のための大枠のルールはいたってシンプルです。
「基本指数」と「調整指数」を足して、高い順に並べる。
同じ場合には、「優先順位」が加味される。
基本指数とは、夫婦合わせて40点満点です。
1日7時間以上、月20日以上働いている場合が20点で、夫婦共にだと40点になります。
調整指数とは、ひとり親世帯、生活保護受給中等の場合に加算になるもので、
きっと保活のキーになってくるポイントです。
これに、保護者の入院や待機期間などが優先順位として考慮されます。
調整指数をどこで稼ぐか、稼げるかが保活のポイント
ここまでくると、大分できることは限られます。
区役所の人に聞くと、
「大体の方は基本指数は40点なので、それだと年度途中は不可能でしょうね」
とのこと。
ですよね。
一般的な、共働き家庭は、みんな40点でしょうし。
そうなってくると、あとは、調整指数での勝負となります。
ザーッと調整指数の条件に目を通します。
「社会的養護が必要な場合(DV・虐待)」「ひとり親世帯」「生活保護受給中の場合」・・・
うーん。
横で妻が「DVされてるかも。」と言ってますが、スルーします。
ってか、どうやったら、 DV・虐待って認定されるんだろう。。。
その先も見ていくと、一般的にありそうなものなんて、
兄弟姉妹関連か、認可外保育園関連しかないのです。
なるほどー。
認可外保育園に預けると、保育の必要度合いが伝わるようで+3されるのです。
これか!
区役所の人に聞くと、
「まぁ、43点で待たれている方も、結構いらっしゃるんですよねー。」とのこと。
ちょっと調べてもらうと、
「44点になると、トップではないですけど、年内の希望も見えてきますね」と。
+1点の要素は、兄弟姉妹関連。。。
なるほど。。。
打ち手は「祈る」「無認可に入れる」「子どもをつくる」の3つ
大分わかってきました。
意外と複雑そうに見えて、できることは意外とシンプル。
普通の人がまずできる打ち手って「祈る(=何もしない)」「無認可に入れる」「子どもをつくる」しかないなぁ、と。
「優先順位」でいくと、10の「6ヶ月以上待機」しかできなさそうだから、早く動け、と。
1.何もしない=MAX40点
⇒0歳児、1歳児4月入園なら可能性はあるけど、選考で落ちるリスクもある
⇒1歳児4月以降は、これで入るのは3歳までは難しい可能性あり
2.第二子をつくる=MAX41点
⇒0歳児、1歳児4月入園でも、選考で一歩優位に立てそう
⇒1歳児4月以降は、これでも入るのは3歳までは難しそう
3.無認可に入れる=MAX43点
⇒0歳児、1歳児4月入園でも、選考で大分優位に立てそう
⇒1歳児4月以降も、もしかしたら・・・の可能性あり
4.無認可に入れる、かつ、第二子をつくる=MAX44点
⇒0歳児、1歳児4月入園でも、選考で相当優位に立てそう
⇒1歳児4月以降も、年度内の可能性も見えてくる?
こういうもんなんですね。
兄弟姉妹がいると優遇される。
これって、意外と少子化対策に意味を持ってたりしないのかな?
いっそ、妊娠した時点で+1点加算して、妊婦に優しくしてあげたら、
もしかしたらもっと2人目を積極的につくりにいくんじゃないか、とか思ったり。
そんなに保活で家族計画変わらないですかね?
いや、変わるくらい大事なんじゃないかなと思うし、子どもをより作った方がいいよね、という制度は、
自治体として意外といい方向性なんじゃないかなぁと思ったりするんですけどね。
何はともあれ、状況も理解して、できることが少ないこともわかりました。
保活のため、というより、
そもそもの育児の観点でどちらにせよ預けなきゃいけない状況におかれているので、
無認可を探すことにしました。
「働きたいんなら、認可外でも預ければいいじゃん」なんて昔は考えていましたが、
認可外ってすぐに入れるものなのでしょうか。
認可は安い、認可外は高いっていうけど、どの程度のものなのでしょう。
保活は、まだまだ続きます。(つづく)
(番外編)待機児童問題ってなんだろう。
ちょっと話は脱線しますが、待機児童問題ってなんなんだろうって思うんです。
本当に「保育園が足りないこと」なのか。だったら、今後少子化になるのに、保育園を作るのがいいのか。
「保育園に預けられないから、働けない」と聞きますが、
本当に「働きたい」なら、高くても無認可に預けることで働けるじゃん、って思ったりもするんです。
預けるのが高くても、給料を最低賃金ででも貰えば、マイナスにならないはずです。
子どもの教育、自分のやりがいを考えれば、
収支が0でも、十分な価値を得られる可能性だってあります。
実際にそうやっている人、そうせざるを得ない人も回りにいます。(43点の人たち)
でも、それを選択せずに、無認可が空くまで待機している人もいます。(40点の人たち)
そう考えた時に待機児童問題って、
「同じ税金払っている中で、他の人は安く預けることができているのに、
なんで自分は高いお金を払って預けなきゃいけないんだ、という経済的な不平等感」が、
一番の問題なのではないかと感じています。
これってなんとか、保育園増設以外で解決できないものかなぁと考えたりします。
現金ばらまくのも、駄策な感じがして、答えが見えていない状況ではありますが。
正社員と契約社員の問題と同じで、不平等が不満につながる。
それなら、条件が悪い人を良くしていく活動も必要ですが、
良すぎる人を普通にしていく調整もあるべきだと思うんです。
(見方を変えれば、税金で補っている認可保育園は、
入っている人にだけ現金をばら撒いているようなものですしね。)
既得権益をどう崩しながら、どう納得感ある負担を分配していくかが、
大事なんだろうなぁと感じています。
コメント
エルピの後輩です。若輩者がすみません。
今福祉の仕事で子育て相談しています。
お母さんたちの話を聞いている中で、↓
>そう考えた時に待機児童問題って、「同じ税金払っている中で、他の人は安く預けることができているのに、なんで自分は高いお金を払って預けなきゃいけないんだ、という経済的な不平等感」が、一番の問題なのではないかと感じています。
というところと少し違う話が出ていたので、何かの参考になれば。
そのお母さんたちは、仕事をやりたいけど、収支が0なら子どもと一緒にいたいんだよねーと言っていました。
高い安いももちろんあると思うのですが、「生活が苦しいから働かねばならないんだけど、無認可に入れると利益が出ない。それならもう少し苦しい生活を続けても、子どもと一緒にいる方を選ぶかな」と待機している人もいるようです。
ちょっとしたことですが、考察の助けになれば。
>0w0さん、
コメントありがとうございます!
そして、福祉の仕事で子育て相談してるって素敵ですね!
ちょっと極論に寄り過ぎいましたが、言ってることはそのお母さんと一緒かなと思ってます。
「働きたい」云々ではなく、「利益が出ない」とか、経済的な要因があるという点で。。。
ちなみに、待機児童問題って、
表面で見えていることは、「入りたくても入れない児童が多いこと」ですが、
何が問題で、どうすれば解決すると思います?
待機している家庭も、せっぱつまっている家庭もいれば、運良くはいれればいいなーくらいの家庭もいますし、感情的な人もいれば、冷静な人もいますし、一概には何とも言えないんでしょうけどね。