当たり前だけど、水は高いところから低いところに流れる

観光雑感

最近、よくセミナーとかで話すことがあります

水が、高いところから低いところに流れるのは自然の定理で、
同様に、人は、面白くないところから面白いところに流れる

だから、ガイドが自分の話を聞いてもらえないのは、
単に、自分の話が、1人でそこら辺を歩くより、楽しくないからで、
いいツアーをするためには、1人でいるより楽しい話をしなきゃならない、と

「ゲストがあまり自分の話を聞いてくれなかった」ではなく、
「自分の話がゲストにとって楽しいものじゃなかった」わけです

「水は高いところから低いところに流れる」みたいに、
自然界で当たり前なことが、意外とビジネスの中にもあてはまったりします

同じような話で、「大きな流れには逆らわずに乗っかった方がいい」と最近感じています

船に乗ってて、川下りは楽ですが、川登りは物凄い体力を使います
海で泳いでて、潮の流れに乗るとものすごい早いですが、逆らうと大変です

川や潮だけじゃなくて、世の中には流れがあって、
それを見極めることが凄い大事なんじゃないかと思うんです

乗る流れを間違わなければ、頑張らなくても進めるけど、
流れに逆らっては、頑張っても頑張っても流されるだけだな、と

そう思ったときに、国がどういう戦略を立てているか、最近関心を持つようになりました

先週、第41回「観光戦略実行推進会議」にて、
「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」が決定されたようです

『感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン』の決定について | 2020年 | 報道発表 | 報道・会見 | 観光庁
2008年(平成20年)10月1日に発足した観光庁の公式ウェブサイトです。観光庁の紹介や観光立国実現のための施策などを紹介しています。

5つの柱が定められ、具体的な政策プランが列挙されています

(1)感染拡大防止策の徹底と Go To トラベル事業の延長等
(2)国の支援によるホテル、旅館、観光街等の再生
(3)国内外の観光客を惹きつける滞在コンテンツの充実
(4)観光地等の受入環境整備(多言語化、Wi-Fi 整備等)
(5)国内外の感染状況等を見極めた上でのインバウンドの段階的復活

https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000433.html

今後のために、勉強しようと思います

ちなみに、政策プランの抜粋です↓

  • (1). 感染拡大防止策の徹底と Go To トラベル事業の延長等
    • 感染拡大防止策の徹底
      • 事業者と旅行者双方の感染拡大防止策の徹底
      • Go To トラベル事業における感染拡大防止策の徹底
    • Go To トラベル事業の延長
      • Go To トラベル事業の延長と適切な運用
      • Go To トラベル事業も活用した修学旅行の促進
    • ワーケーション等の普及
      • ワーケーション等の促進のための企業と地域双方の環境整備
      • 官民連携した分散型旅行の促進
      • 休暇取得の促進
  • (2). 国の支援によるホテル、旅館、観光街等の再生
    • 国の支援によるホテル、旅館、観光街等の再生
    • 宿泊施設のデジタル・トランスフォーメーション等の促進
    • 宿等の食の魅力向上とベジタリアン等への対応改善
    • 多様な人材確保と地域のインバウンド対応能力の向上
    • 地域公共交通の活性化等
    • 観光分野のスタートアップ企業等の発掘、横展開
  • (3). 国内外の観光客を惹きつけるコンテンツ造成
    • 地域に残る縦割り打破と地域に眠る観光資源の磨き上げ
    • スノーリゾート等の長期滞在型コンテンツの造成
    • 文化観光拠点の整備等の促進
    • 上質なサービスを求める観光客誘致
    • 城や社寺、古民家、グランピング等の個性ある宿泊施設整備
    • 民族共生象徴空間(ウポポイ)のコンテンツ充実と誘客促進
    • 国立公園等の景観改善
    • 三の丸尚蔵館に収蔵されている皇室の貴重な美術品等の公開拡充
    • 福島県における観光復興の促進
    • インバウンド関係の取組と農林水産品輸出に関する取組の連携
    • 飲食店、小売店等における食の表示、メニューの多言語化等の促進
    • 観光地域づくり法人(DMO)の育成
    • 観光コンテンツ造成等に取り組む企業への CJ 機構による支援
    • 質の高いガイドの確保と育成
    • デジタル技術を活用したコンテンツ磨き上げ等
    • オンラインツアー等の促進
    • 日本政府観光局(JNTO)による国内向け情報発信
    • クルーズに関する環境整備
  • (4). 観光地等の受入環境整備(多言語化、Wi-Fi 整備等)
    • 観光地等における多言語対応等の促進
    • 最先端技術を活用したストレスフリーな旅行の実現
    • 観光地等におけるバリアフリーの促進
  • (5). 国内外の感染状況等を見極めた上でのインバウンドの段階的復活
    • インバウンドの回復に向けた試行的取組
    • 東京大会における外国人観客についての対応
    • 我が国の安全・安心への取組に関する情報等の発信
    • 我が国のコンテンツ発信等による訪日需要の喚起
    • アウトバウンドの段階的復活に向けた取組
    • ハイブリッド型 MICE 等の推進

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