2020年8月29日をもって、約2か月間にわたるクラウドファンディングが終了しました
最終的には330名5,586,000円の支援を頂き、
当初設定したゴールの300万円、セカンドゴールの500万円を達成することが出来ました
この場もお借りして、改めて本当にありがとうございました!
御礼の文章はクラウドファンディングサイトと重複してしまうので、
ここではクラウドファンディングに取組んでみた個人的な振り返りをしたいと思います
自分たちとしても学びがあったし、
他の方の参考になる部分も多分にあると感じています
結果的に、やってよかったし、とてもいい機会でした
ホントに支援いただいた方々には感謝感謝です
クラウドファンディングって、
始める前は、「お金を募るモノ」という意識は強かったですし、
今も、その印象が強いのは変わりないですが、色々な効果が見えました
多くの方に応援していただいていることが可視化された
「大丈夫?」「頑張ってね」という声を個人的にかけていただくことは多々あるものの、
会社として、応援されているのだということが、非常に伝わってきました
クラファンのプロジェクトを伝える中で、とても温かいご連絡を多数いただきました
クラファンを通じて、その応援いただいている声が、
メンバーと共有することも大きかったなと感じています
社内の士気が上がった
みんなで取り組み「多くの方に応援していただいている」ことが可視化されたことで、
何とかその想いに報いようというところで、社内的にもモチベーションが上がりました
既存ビジネスの売上がたたず、「これでいいのかな…」という思いが芽生えてしまう中で、
皆様からの支援やメッセージは本当に大きな心の支えになりました
自分たちの取組・現状を知ってもらうきっかけになった
また連絡を取る過程で、自分たちの取組を多くの方に知ってもらうきっかけになりました
オンラインツアーや福島のツアーに参加いただいたりした方もいますし、
接点のなかった通訳ガイドの方から支援いただくこともありました
これまで海外での情報発信をどうするかをずっと考えてきており、
国内での情報発信を怠っていた部分もある中で、取組を知ってもらういい機会にもなりました
昔からの繋がりを見直す機会にもなった
そして、今回大分ご無沙汰していた方にもこの機会にご連絡を取らせていただきました
「あの人何やっているんだろう」って思いながら、
「最近何やってるの?」と連絡を取ったのは、
クラファンに取組んだからでもありました
迷惑に思われる部分もあったかもですが、個人的には人との繋がりを見直すいい機会でした
成功要因はというと「社内の巻き込み」と「個別のお願い」
5,586,000円という金額は、確かにとても大きい金額ではありますが、
会社の運転資金で考えると、すぐ溶けてしまう金額でもあります
そうした中で会社として「成功」って何かと言えば、
「目標を達成して、社内の士気が上がったこと」だと考えています
これ、金額だけ達成しても、「皆でやった感」がなかったら、
意義は半減してたと思うんですよね
任せた担当メンバーが社内をうまく巻き込んだこと
そう考えた時に、一番の成功要因は、「任せた担当メンバーの社内巻き込み力」です
本当に頼もしかったし、素敵でした
多分、河野や自分が、プロジェクトを進めてたらこうはならなかったと思うんです
河野や自分はリターンの選定についてもほぼノータッチ
担当メンバーが頑張ってる姿を見て、また担当メンバーに声をかけられて、
他のメンバーも関わってくれたことはとても大きなポイントだったと感じています
マンツーマンでの個別でのお願い
実際支援いただくにあたっての大事なポイントは、個別のご連絡でした
理想を言えば、趣旨に賛同してくれた全くの赤の他人が支援してくれるとよいです
ただ、現実問題、過去事例を見た担当メンバーから、
「知り合いからの支援が成功においては大事だ」ということが社内で共有されていました
そして、「個別に連絡を取ろう」という方針は一つの成功要因だったと思います
一方で、SNSでの投稿を見て、支援いただいた方もいて、本当にありがたい限りでした
(圧を与えてしまう部分もあったかと思い、恐縮ですm(_ _)m)
スタートダッシュ
加えてあげるなら、スタートダッシュに成功したことです
過去事例の示唆を参考に、特に最初の1週間にみんなが集中的に連絡を取り、
開始5日で当初のゴールを達成できたことも、士気が上がる大きな要因でした
・最初と最後に支援が伸びる
・最初で成否が決まる
カイゼンを検討すべきポイントは・・・
2ヵ月という期間は長いかも…
送支援額レポートを見ていただくと、
まさに「最初と最後に支援が伸びる」というのはその通りです
最初と最後に、個別に連絡とったり、SNSの投稿を集中させたわけですが、
それと相関してるのかしてないのか、サイト内訪問もその時期に伸びてることが見て取れます
一方、間の1カ月半は、支援額的にもPV的にも停滞が続きます
日別のPVレポートを見ると、一週間に一回、PVは若干山があるのですが、
この山が活動報告レポートの山です
継続的な仕掛けを用意しておけば別ですが、
そうでないと、2ヵ月という期間は長かったなという感想です
ちなみに、CAMPFIREの場合、終了するまで支援者情報が分かりません
支援時期は明記してあっても、
支援したらすぐリターンが届くと思っている支援者は一定数いて、
「リターンまだ来ないの」と複数の友人から質問がきました
期間が短ければ支援者にそうした心配をさせることもないかもな、と感じました
第三者への巻き込みの工夫
「自分たちの取組・現状を知ってもらうきっかけになった」とは書いたものの、
既存の知り合いに改めて知ってもらえたという要素の方が大きかったです
まだ精査できてませんが、ざっとメンバーと話している感覚では、
9割超は自分たちの元々の知り合いが支援者となっていました
活動報告なのか、クラウドファンディング中に一般向けのイベントやるのか、
もう少し第三者への巻き込みに工夫が出来るとより良かったかなと感じる部分です
(同時期にやっていたクラファンでは、
知り合いの著名人との対談を定期的に開催していて勉強になりました)
法人の税金に対する対策の記載
クラウドファンディングを始めて、
法人からの支払いを検討してくれるケースがそこそこあることを初めて知りました
領収書の取扱いについて、税務処理の基本的な情報等は、
最初からどこかに書いておいてあげると親切なんだなということも勉強になりました
リターンがいらない人へのディレクション
ご支援いただいた方の中でも、「リターンは不要です」というコメントを複数頂きました
本当にありがたい限り。。。
リターンの中に、そのように、モノを求めない方向けの商品をセットして、
そこに誘導してあげるというのも、ちょっとしたカイゼンかな、と感じました
クラファン、またやる?と聞かれたら・・・
クラウドファンディング、またやるかと聞かれたら、当分はやりません
というか、やれないな、という感覚を持っています
クラウドファンディングと言っても大きく2つのタイプがあると思ってます
モノの販売を目的としているマーケティング型のものと
事業の支援を目的としている寄付型のものです。
寄付型となると、上述の通り、達成額の大部分は知り合いに依存する部分もあり、
「積み上げてきた信頼の切り売り」的な感覚もやっていて覚えました
「結婚式のご祝儀みたいなもの」と、
支援いただいた親友が言ってくれたのも、まさにその通りだと感じています
「再婚するやつにまたご祝儀払うのかよ!」みたいなやりとりって、よく聞く話で、
寄付型のクラファンってそんな頻度高くやるものじゃないな、というのが終えてみての感想です
あ、いや、まだ終わってない!!
今まさにリターンの準備を粛々と進めておりますので、
ご支援いただいた方が、しばしお待ちくださいませ!!
支援いただいた方、今回は貴重なご支援を本当にありがとうございます
頂いたご恩は全力で社会と次世代に還元してくよう精進します
今後ともよろしくお願いします
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