先日、かねてより動いていた政策金融公庫の融資が着金しました
「お金を借りる」という一つのタスクが完了してホッとしました
知らないと何をするにも手こずります
他にも同じ環境の人がいるのではとも思い、
自分たちがこの1カ月何をしてきたか、何を検討しているのかを整理したいと思います
日々、新しい制度が発表されていたりするので、参考程度に考えてください
日々のゲスト・ガイドの方々の対応がもちろん大きな部分を占めていたのですが、
他の事業者の参考になる部分を中心に、ということでそこは割愛します
1.運転資金の確保
人生でお金を借りたことがない人にとって、「お金の借り方」自体が未知の世界
先日の投稿でも触れましたが、融資を借りるとなったら、大きくは2つの選択肢があります
自分たちは、日本政策金融公庫と、セーフティネット4号を利用した地銀からの融資と
両方を進めています
日本政策金融公庫
初めてお金を借りる人にとっては、日本政策金融公庫が最初の選択肢だと思います
無担保・無保証で借りることが出来、
利子についても0.46%でしたが、後日補填され実質無利子という予定です
日本政策金融公庫のHPから最寄りの店舗を調べて電話したところ、
店頭に必要書類をもって直接来てほしいとのことでした
目安として融資希望が4800万円以内なら国民生活事業、超なら中小企業事業のようです
必要書類(国民生活事業・中小企業事業)をHPからダウンロードして店頭に行きました
自分は、案内されるがまま国民生活事業を訪れましたが、
部門で元の組織が違い、中小企業事業部の方がより企業向けだというアドバイスは貰いました
-国民生活事業部門:国民金融公庫
-中小企業事業部門:中小企業金融公庫
店頭で書類を提出して、
3営業日後に担当者から連絡をもらって、その3営業日後にアポを設定しました
更にその1週間後に審査がおりて、書類送られてきて、返送して3-4営業日で着金
結果として、初めて訪問して3週間3日で着金となりました
都銀・地銀・信金系(セーフティネットを活用した各種制度融資)
日本政策金融公庫と並行して、他の融資も検討していました
ニュースで、
「4号セーフティネット」「5号セーフティネット」という名前を聞いていて、
問合せをしたというのが発端でした
口座を持っているメインバンク都銀に連絡したら、今一つな反応だったので、
結果的には、信金に飛び込み、地銀を紹介してもらい話を進めることになりました
どちらを通しても、信用協会の審査が必要ということのようで
窓口を2つに分けて審査を受けるのが面倒ということ話を受け、
信金と地銀の両方に相談をしましたが、結果的には片方に絞りました
セーフティネット保証の優遇を受けるために、区に連絡しました
3月中旬の時点で、取れた予約は1週間と2日後
書類を提出した翌日には、4号セーフティネットの書類を区役所から頂きました
その書類と口座開設の書類を銀行に出して審査を依頼してます。(今ここ)
動き始めてから、着金までは、1カ月と1週間の予定です
保険のために、いくつかの融資にあたりましたが、
多少ゆとりがあれば政策金融公庫とだけまず進めればいいと思います
国税のクレジットカード納付
ちなみに、融資ではないですが、
短期的な運転資金に融通を利かせる方法として、税金のクレジットカード納付もやりました
消費税とか、源泉徴収とか、まぁ結構な額なんですよ
手続きも必要だし1%程度の手数料はかかものの、
その支払いを先延ばしできるというのも短期的には大きな打ち手だと思います
作成時は意識していなかったけど、
一番支払いサイトの長いビジネスカードにしておいてよかった!
2.補助金・助成金の活用
融資の手続きをしながら、何か活用できる制度がないかと、
補助金や助成金も使えるものについては検討しました
事業継続緊急対策(テレワーク)助成金
東京都が3月の上旬に発表して、一部で騒ぎになった事業継続緊急対策助成金に応募しました
これは、テレワークを推進するための費用を都が負担してくれる助成金です
何が話題になったかというと、パソコンの購入費用も対象で助成が10/10(全額)だということ
運転資金の目途が立つまで手を出せなかったのですが、3月下旬に申請しました
申請時で「予算額に到達したら締め切ります」と募集ページに記載がありましたが、
先ほど見たら記載が見当たりませんでした
申請を出して、結果はわからないので、結果がわかったら共有します
ちなみに提出書類の中で、「捺印のある見積書」が求められますが、
3月下旬で申請した時の小さなTips
- Appleに連絡したら、この助成金の影響でものすごい見積もり依頼が殺到しているとのこと。見積書は電話でしか受け付けていないというのがAppleらしくない。
「3日待ってもらうかも」と言われたけど、結果的にはすぐ連絡が来て発行された - 「3日待ってもらうかも」と言われて探して結局一番お手軽は、ヨドバシカメラ。宛名の入れ方がわかりませんでしたが、捺印付きの見積書はオンライン発行可。宛名がなくても申請通るかは追ってシェアします
京都市新型コロナ対策緊急支援助成金
京都市からは、観光協会会員対象に、新型コロナ対策緊急支援助成金が出ていました
3月18日に出てますが、1月24日-3月末までの経費が対象という助成金
1月の時点では多少の影響こそあれど、こんなことにはなるとは知らず、
むしろ3月・桜シーズンに向けてプロモーションを打っていたこともあり、申請しました
こちらも結果待ちの状況ではあります
3月30日には追って、新しい補助金が発表されました
「令和2年度新型コロナウイルス感染症の影響に伴う京都市観光事業者等緊急支援補助金」
こちらも検討中です
雇用調整助成金
基本的には事業の継続と社員の生活を第一に考えています
とはいえ、逆にメンバーから気を遣って「休みましょうか?」という逆提案を頂いたりして、
涙モノなのですが、それに合わせて雇用調整助成金を検討しています
コストの見直しにも通じるところですが、人件費は大きな割合を占める部分です
メンバーにも負担が少なく、会社としても負担が軽くなればと思い、
調べていましたが計算方法が複雑だなという印象
ニュースだと、8330円を上限に、
「企業が休業手当として支払った金額の90%を国が負担する」ように聞きましたが、
計算方法を見てみると、平均賃金額が計算のベースとなっているようで、
給料が低い人は、支払った金額の90%超国の負担になりそうだけど、
給料が高い人に対する助成率は下がりそう…
メンバーの意向とそのあたりの制度、
今後に向けやらなきゃいけない仕事のバランスを踏まえて、利用を決めようと思ってます
メンバーに気を遣わせてしまっているのが申し訳ない限り
小学校休業等対応助成金
こちらは小学校の休校に伴い提供されている小学校休業等対応助成金
小学生のいる親が休んだ場合には8330円を上限に10/10出すというもの
雇用調整助成金と合わせて活用を検討しています
休業手当の支給率の設定にもよるけど、
休業させた方が会社の負担割合は少なくて済むケースもあります
全国的にみると、小学校休業等対応助成金による有給取得(10割支払い)ではなく、
休業(6割以上)にして、従業員ともめるケースが発生しそうだなぁ
3.コストの見直し
コストの見直しという点では、毎月かかっている支出を洗い出し直しました
そこで、現時点では非効率なコストはカットすることにしました
- 短期的なプロモーション(リスティング等)
- サテライトオフィス
- シェア自転車
4.今後の仕込み
守りを固めつつも、戻った際にハイジャンプできる今できる施策を検討しています
企業を続けつつ、平穏な環境が戻った後は、飛躍できる準備も進めなきゃいけません
本業で出来ることの洗い出しを進めています
- ツアーの造成
- OTAや自社サイトの強化
- ガイドの教育・ガイドコミュニティの醸成
- システムの改修
- 施設との関係構築 等
それとともに、並行して、
企業や自治体に自分たちの強みを活用して何が提案できるかを妄想してます
- ガイド育成力
- ツアー造成力
- ガイドネットワーク
- ツアー販売ノウハウ
- 国内外への発信
- コンサルティングスキル 等
5.情報の発信・収集
情報は発信しているうちに集まってくるなというのを実感しています
なので、引き続き、ブログやSNS等で発信していきたいと思います
併せて、今後オンライン会議や研修が増えるにつれて、
カメラに向かって話さねばいけない機会も増えていくように思います
そのための訓練として、動画でも適宜発信をしようかと思ってます
もうホントに恥ずかしいのですが、ぜひフィードバック貰えると嬉しいです
情報を発信しながら、いろんな方から連絡を頂き、
オンライン・オフラインで情報いただきました
ありがとうございます!
そんな、コロナ対応に追われた1カ月でした
ホントは、鬼のような繁忙期の真っただ中だった4月の上旬
これをいい経験だと思えるよう、次のステップを歩んでいきたいと思います
コメント