オミクロンが爆発的に増加して、まん延防止等重点措置の対象エリアも日々拡大しています
メディアも若干煽り気味の報道。
世の中の雰囲気って簡単に左右されるんだなって感じています
『東京都 新型コロナ 新たに9468人の感染確認 1週間前の2倍超』っていうNHKの記事を見ても、
最後の方にこっそり、「死亡した人の発表はありませんでした。」の文字
『東京都 新型コロナ 新たに9468人の感染確認も死亡者はゼロ』ってタイトルだったら、
人の受ける印象も違うんだと思うんです
別の記事でも『重症者、年初の8倍に 専門家、警戒呼び掛け オミクロン「第6波」』というタイトル
でも、比較対象を年初じゃなくて、第5波の時に変えると、、、
過去最多だった第5波の2223人(昨年9月4日)の約5分の1となった。
— 田端 塾長@ YouTube9万人突破! (@tabbata) January 23, 2022
>重症者、年初の8倍に 専門家、警戒呼び掛け オミクロン「第6波」(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/2jlajlfnIe
『第6波の感染者数は拡大も、重傷者は第5波の5分の1』というタイトルでも良かったはず
もちろんメディアとして、「不安を煽ることで行動を抑制し、
国の財政が痛む緊急事態宣言の発令前に感染を抑制する」ことを意図してやっているのかもしれません
文章にも数字にもロジックにも、フラットということはなく、届け手の意志があります
こうなると、ニュースから事実と意見を分けて理解するメディアリテラシーを、
1人1人が持って、ちゃんと行動していくことが大事になってきます
話が大分それました
結果的に、まん延防止等重点措置が拡大する中で、
各地域における飲食店や施設の営業時間に変更が起こっています
また、該当地域からの来訪者との接触を最小限にしようという動きもはじまっています
今年度、日本の各地とご一緒しているプロジェクトがありますが、
そうしたプロジェクトにおいても、現地訪問をリスケする動きが広がっています
観光は地域の理解があってこそのものなので、その動きはやむを得ないかなと感じています
ただ、問題は、公共事業においては、事業年度が3月末で終わるということ
そうなると単なる「リスケ」だけでなく、様々な計画変更が迫られます
- 3月までで何とかリスケを調整する
- オンラインでの実施等代替を模索する
- 全く違う施策で代替できないかを交渉する
- 実施をあきらめる(計画未消化となり、減額される)
「もうコロナも2年経つし、そんなこと織り込み済みでしょ」と言われればその通りですが、
変更に係る工数等を予算に組み込めるものでもなく、その部分は当然負荷となりますし、
実施できなかった場合に、準備にかかった工数分も減額になる可能性はあるという状況です
そこで
「コロナを理由に公共事業の期限の2カ月延長はどうだろう」
というのが一つの提言です
第6波が1-2ヵ月あるとして、それを去っても計画を実行できる2カ月の猶予
これまでも単年度会計の問題は様々なところで指摘されてきていて、
年度跨ぎすることのハードルが物凄い高いことは認識していますが、
確定申告だって、コロナの影響で1カ月延長したようなこともありました
出来ないことはないんじゃないかな、という素人目線での願い
単に「変更せずにやりたい」「減額にならないようにしたい」という消極的な理由だけじゃないんです
1.最後やっつけで代替手段をやってもちゃんとした効果は上がらない可能性も高い。
限られた税金の有効活用をするべき
2.地域内外と手を取り合ってやっていくという点でも、みんなが前向きなタイミングで取り組むべき
3.これまでどうしても取り組みづらかった春コンテンツに今こそ手をかけられるチャンス!
特に3番目
日本で言うと観光のピークシーズンは、桜の季節です
しかしながら、多くのこれまでの(公共)事業は、桜の季節が年度の切れ目となり、
事業内で、桜コンテンツに焦点を当てたツアー造成やプロモーションが行いづらかった
元々2月にモニターツアーを計画していた事業をよく耳にしますが、
これを4月に実施することができたら、どれだけ新緑の素晴らしさを活かしていくことができるでしょう
春のポテンシャルを知るっていう意味でも、
コロナを理由に2カ月期限を猶予してみるっていうのは実証実験的に面白さがあります
「面白さがある」なんて理由じゃ通らないんだろうぁ
なんて思いながら、Twitterの140字じゃ収まらないので、ブログに書いてみました
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