すっかり緊急事態宣言も1カ月が過ぎ、
ミーティングやセミナー・ワークショップもオンラインが定着した
みんな不慣れだったオンラインコミュニケーションも、
徐々に慣れる人が現れてきて、ここから型が出来てくる流れだ
リアルと全く違うポイントもあるのだけど、
意識することでよりリアルのコミュニケーション力向上にも繋がりそうだ
※ここでのオンラインコミュニケーションは画像ありのやり取りを前提とする
※先日投稿した「Zoomでオンラインワークショップをした気付き・コツまとめ」も参照ください
対面とオンラインのコミュニケーションの違い
なんで、対面とオンラインでコミュニケーションが異なるのか
それはオンラインにおける制約が関係してくる
この前提をまずちゃんと理解しておくことが必要だ
- 目が合いづらい・アイコンタクトが難しい
- その人の方を向くことが出来ない
- 若干のタイムラグがある・途中で固まることもある
- 映像が粗いと表情の機微は伝わらない
- 身振り手振りもカメラのアングルによっては入らない
- 話し手の立場として、そもそも相手がこちらの映像を見ているとは限らない
- 他のサイト見ている可能性もあるし、ギャラリービュー/スピーカービューで見られていない可能性もある
- 聞き手の立場として、気配を消すことも可能で緊張感が生まれにくい
- 同時に2人が同じ場で話すことが難しい
- 「今のって何だっけ?」みたいなこっそりキャッチアップが口頭でできない
- うるさく感じられると強制ミュートにされることも
- 聞き手にミュートにされると無音で話す緊張感が生じる
これを、話し手側も、聴き手側も理解しておくことが大事
そんな制約下においても、
すごい円滑にコミュニケーションできる人がいることに気付いた
聴き手としてのオンラインコミュニケーションスキル
コミュニケーションにおいては、話す力より聴く力の方が大きい
- 伝わっている/いないこと等をオーバーリアクションで話し手に伝える
- 対面で「ふんふんふん」と聞いていたのが、オンラインだと「うん!うん!!うん!!!」くらいでイコール
- カジュアルな場であれば時には「おっけー!」👌🙆など、ハンドサインで伝える
(自分が設定しなくても相手ミュートされている可能性もある) - 「体を乗り出して耳を近づける」「怪訝な顔をしてイヤホンを押さえる」など聞こえづらいこともジェスチャーで伝える
- ウェルカムな雰囲気も体で醸し出す。笑顔はいつもの2割増し
- Zoomなどの反応する等を使うのも一つ
- 質問したくて喋るときに人と被らないような工夫をする
- 10-20人程度の1画面で収まるグループであれば手をあげて指名されてから話す
- チャット機能も有効に使う
- 後ろの雑音が入ってしまう際はミュートにする
- 目線が合えば理想だが外れるのは多少やむなし。携帯や外付けカメラを使ったり、PCを遠めに置くなど、画面とカメラで目線がずれにくいようにする
どうでしょう?
言葉に頼りすぎずにコミュニケーションすることって対面でも変わらず大事
話し手としてのオンラインコミュニケーションスキル
話し手の立場で考えても同様です
慣れるまで時間はかかるけど
凄いなぁと感じる人はこんなポイントを抑えてる
- 要所で目線をカメラに合わせて画面の向こうに訴えかける
- 相手を見ると目線がずれてしまうので、カメラを見るのがポイントだが、カメラを見ると相手の反応が見れなかったりもするので、要所を押さえる!
- 一体感を創っていくためには、話している相手の名前をことあるごとに呼ぶ。呼ばれている人が誰なのか第三者にもわかるようにする
- 対面だと、その人の目を見て話せば、自分に話してるなと聴き手も感じてくれるけど、オンラインだとそうはいかない。聴き手に呼び掛ける
- 大人数に向かって話しているときも、相手を見ていることを、名前を呼びことで伝える。「お、○○さんいいですねー、あ、□□さんは・・・」という形
- 「○○さん」って誰かわかるようオンラインの名前の表示設定の変更を活用する。「自分も呼ばれるかもしれない、あ、あの人が呼ばれてる」という環境は大事。名前の表示を活用すれば名前を覚える必要もないし対面より楽
(対面のプレゼンスキルであるワンセンテンスワンパーソン&ジグザグが使えない分をここで担保)
- 無音でもしゃべり切る胆力を持ち、聴き手に伝わっているかの確認を要所要所で挟む
- 最初にオーバーリアクションを要求しておくと進めやすい
- 頷いてくれる人を見ながらしゃべるとペースをつかみやすいのはリアルと一緒。リアルより、「その人をずっと見ている感」が皆に伝わらないので楽
- 話すときに言葉だけじゃなく、画面越しに伝わるボディランゲージをフル活用する
- 身振り手振りは、いつも以上に大きくし、表情も聴き手同様2割増し
- オンラインならではのポイントとしては、カメラに近づいたり、視線をカメラ目線にする動きにより、声の抑揚と同じような効果をうめる
- 聴き手の目線を意識しながらプレゼンを進める
- 聴き手の視点を誘導(フォーカス)するのは対面同様重要だが、フォーカスの仕方は異なる。画面上で、マウスを動かすのか、言葉で場所を示すのか、聴き手にわかりやすく行う
(画面共有していたつもりが相手に見えていないというオチはよくある)
- 聴き手の視点を誘導(フォーカス)するのは対面同様重要だが、フォーカスの仕方は異なる。画面上で、マウスを動かすのか、言葉で場所を示すのか、聴き手にわかりやすく行う
- 画面共有やホワイトボードに加えオンラインならではの機能もフルに活用する
- 最初のチームビルディングでチャット機能を活用し、オンラインに慣れてもらうとともに、投稿してもらった内容を拾って双方向感も演出する
- アンケート機能等を使い、参加者の声の集約および双方向性を創る
- 背景画像にユーモアを交え、参加者の気持ちをほぐす
こちらも、ことあるごとに名前を呼ぶとか、言葉以外の表現で伝えるのとかも、
対面でもとても大事なこと
こうした型が、マナーとか言われ始めると、息苦しくなってくるけど、
ちょっとした工夫で円滑なコミュニケーションができるなと感じる
いやー、伸びしろいっぱい、頑張ろう
P.S.
コミュニケーションスキルというと、
ファシリテーターは、ファシリテーターで、オンラインTipsがありそうなので、
ニーズがありそうなら整理してみることにします~
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