第15話 何事も勉強!競合のツアーに参加してみたら、7割くらいの時間で終わった・・・

ツアー誕生ストーリー

ツアーの運営をやっていると、競合の動きというのは気になる。

「この会社はどんなツアーをやってるんだろう」「なんであそこはこんな口コミが沢山貯まるんだろう」いろんな好奇心が湧いてくる。

旅先でもガイドツアーに参加してみたりするようになっていたが、東京でも気になったツアーに参加してみることにした。

「百聞は一見に如かず」

単に気にしているより、実際に参加してみたほうが早いだろう、と。

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ツアー誕生ストーリー
1万人を超えるゲストを迎えたツアーの誕生から現在までの7年の成長記録です。 ツアーの企画・運営に興味がある方は是非ご覧ください。ツアー造成・ガイド育成・販路拡大・OTA活用等のリアルが見えてきます。

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TripAdvisorの上位のツアーに申し込んでみた

競合とも言えるツアーに、どう参加するか。

事前に、一言断ってから参加したほうがいいのかな、とかも頭をよぎったけど、残念ながら連絡先も知らなかったので、普通のOTAで申込をすることにした。

築地のツアーの何か参考になればいいなと思ったし、新しいツアーに繋がるかもということで、都内のウォーキングツアーに申し込んだ。

どうやってツアーを選んだかというと、TripAdvisorで上位に来ているツアー会社のガイドツアーから選んだ。ガイドのコツとか、口コミの貯め方とかいろいろ勉強になるんじゃないかと思った。

慣れ親しんだところを案内してもらうのってどんな感じなんだろう、とワクワクしながら当日を迎えた。普通にその会社が普段行っているツアーを満喫するつもりだった。

実際にツアー当日を迎えての誤算

・・・

しかし、、、一つ誤算だった。

当日、集合場所に行ったら、ゲストは僕たちだけだった。

英語のツアーに、日本人の僕たち2人だけがゲスト。
ガイドは外国人。

外国人のガイドが、日本人のお店をまわって、英語で日本人に、説明する。
いつも回ってるであろうお店との人間関係がしっかりできていることは伝わってきた。

しかし、店主の方は、日本人のゲストに日本語で既に通じているのに、更に英語でガイドしている様子を不思議がっているし、まぁそれは「普通」のツアーではなかった。

しかも僕たちも、身分を隠すつもりもないし、いつも通り、ロゴの入ったTシャツで行っているもんだからガイドも「あなたたちも普段ツアーをやってるんでしょ!?」ということも分かっている。

向こうもやりづらかっただろう。
地域との関係性等は垣間見れつつも、単にどこをまわっているのかを偵察するような形になってしまった。

一通り案内してもらったのだけど、3時間くらいのツアーが2時間ちょっとで終わってしまった記憶がある。なんだかなぁとは思ったけど、向こうもなんだかなぁって思ったんだと思う。

他のツアーを参考にすることは有益なので・・・

他のツアーに参加することは、とても勉強になることだと今でも考えている。
ただ、後から、どうするべきだったんだろうと思うことはある。

日本人が英語のツアーに参加するのって不自然ではあるし、僕たちも日本人が申し込んで来たら、競合かなと想像してしまう部分はある。(だからと言って、短くツアーを終了することはないけども)

検索して名前が出てきてしまうのもあるが、先に一言言っておくのが、やっぱいいのかな。
ちなみに、僕たちは視察的な参加も大歓迎。
(ただ、外国人ゲストと一緒に回りたいというのであれば、先に一報欲しいし、必ず約束できるものではないというのはご理解いただきたい)

お互いに参加し合って、フィードバックし合う関係性みたいなものが出来てもいいのかも、とふと思ったりもした。

この時は、そんな参加の仕方を考えさせられた面が大きかったけど、自分たちのツアーを磨くために本当にいろんな試行錯誤をした中の一つではある。何事もやってみれば、何かしらの気づきはそこにある。

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